FIGHTER WING A Guided Tour of an Air Force Combat Wing トム・クランシーの戦闘航空団解剖
		
		解説
		Submarineのシリーズの3冊目。2冊目は『機甲騎兵連隊』だが未訳。どうせ新潮の事だ、日本人には飛行機の方が受けが良いという事ですっ飛ばしたのだろう、『機甲騎兵連隊』が出るかどうかは不明である。
		この本では米空軍の航空機について書かれている。機種で云うと
		
		- ノースロップ・グラマン B-2A スピリット
		
 - ロッキード・マーティン=ボーイング F-22 ライトニングII
		
 - マグダネル・ダグラス F-15 イーグル
		
 - マグダネル・ダグラス F-15E ストライクイーグル
		
 - ロッキード・マーティン F-16C ファイティングファルコン
		
 - ロックウェル・インターナショナル B-1B ランサー
		
 - ボーイング KC-135 ストラトタンカー
		
 - ボーイング E-3C セントリー
		
 
		が扱われている。これだけ書くと他の似たような本と大差が無いように思われるが、この本では更にエンジン、ステルス、センサーの各技術、AIM-9サイドワインダー、AIM-120AMRAAM、通常、装甲貫徹、収束(クラスター)、光電子、レーザー誘導といった各爆弾、AGM-65マヴェリック空対地ミサイル、AGM-88HARM(高速対レーダーミサイル)、米軍の幾つかの航空団訪問、グリーン・フラッグ演習観戦記、そして西暦2000年に再びヴェトナムが分裂、アメリカがそれに介入するという架空シナリオ『ゴールデン・ゲート』作戦が掲載されている。
		この本では航空機の兵装について非常に詳しく書かれているのが特徴である。『ゴールデン・ゲート』作戦は、短いながらもいつものクランシーの見事な語り口で、航空団が実際に運用される姿をフィクションながら垣間見させてくれる。
		
出版情報
		トム・クランシーの戦闘航空団解剖
				
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