天使のたまご

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天使のたまご

ストーリー

水没した都市の中で。
卵を抱え続ける一人の少女がいた。彼女は、その卵からいつか天使が生まれると信じていた。その少女は、鳥を探して旅を続けているという少年に出会う。
二人は廃墟の中を歩く。そして少女は少年に、彼女がもっている卵からやがて生まれ出るという天使のことを語るが、少年にはそのことが信じられない。そしてやがて……。

概要

これには物語はほとんど存在せず、言ってしまえば芸術映画か前衛映画である。
天野喜孝デザインの線の多いキャラクターが動くところを見、小林七郎の美術によるその幻想的な世界の風景を見、その情景に魅せられる。しかしこの作品の中身は何なのかと訊かれると答えられない。その芸術性の高さについての評価は非常に高いが、娯楽性についてはほぼ完全に0である。だが、この作品をして「押井守の最高傑作」と語る人もいる。

当初押井守はこの作品に、コミカルで軽い雰囲気を考えていたそうだが、天野の絵を見た途端に「これはまっとうなファンタジーでやらないと駄目だ」と考えを改めたそうだ。
押井はスポンサーの徳間書店に対し、この作品のことを「単純な、男と女の物語」であると説得したという。結果徳間書店の後押しを受け、この『天使のたまご』が世に出ることになった。押井守鈴木敏夫?との付き合いはここより始まっている。
一方で押井はこの作品を作ったことにより、「訳の解からない物を作る監督」というレッテルを貼られ(不当な意見であると言い切ることもできないが)、その後の仕事の依頼がさっぱりなくなってしまったという。

関連商品

DVD

再販版。


本編DVD。映像特典にプロモーション映像と、天野喜孝イラストギャラリーが入っている。音声はオリジナルモノラルとステレオ。(楽天で検索

CD

管野由弘によるサウンドトラック。

書籍

押井守による小説(エッセイ)。天野喜孝のイラストも多数収録。



天野喜孝によるイラスト集。


天野喜孝のイメージボード、小林七郎の美術、名倉靖博の原画を集めた本。増補改訂にあたり、80Pほど追加された。


Last-modified: 2006-12-06 (水) 08:21:45 (1199d)
野良犬の塒