#author("2022-09-10T22:06:56+09:00;2022-03-02T23:21:17+09:00","","")
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* バルドル [#o1efde0b]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[人名]]|
|~スペル|Baldor|
|~異訳|バルドール|
|~その他の呼び名|運つたなきバルドル(Baldor the hapless)|
|~種族|[[人間]]([[ロヒルリム]])|
|~性別|男|
|~生没年|不明~†[[第三紀]]2570年|
|~親|[[ブレゴ]](父)|
|~兄弟|[[アルドール]]、[[エオフォール]](弟)|
|~兄弟|[[アルドル]]、[[エオフォール]](弟)|

** 解説 [#Explanation]

[[マーク(ローハン)>ローハン]]2代目の王[[ブレゴ]]の長男。本来は彼がマークの王位を継ぐはずだったが、[[黄金館]]の落成を祝う宴で角杯を飲み干して[[死者の道]]を踏んでみせると誓い、[[第三紀]]2570年に死者の道に入って消息を絶った。
息子を失ったブレゴは悲嘆により早世し、王位は次男の[[アルドール]]が継いだ。
息子を失ったブレゴは悲嘆により早世し、王位は次男の[[アルドル]]が継いだ。

はるか後の第三紀3019年に[[アラゴルン二世]]ら[[灰色の一行]]が[[死者の道]]を通過した際、道の中ほどにある秘密の部屋の戸口の前で彼の白骨死体が発見された。痕跡によると、バルドルは秘密の部屋の扉をどうしても開くことができず、最期には絶望に駆られて息絶えたようだが、何故彼がそこまでして扉を開こうとしたのかは不明。

>アラゴルンは死者には手をふれませんでしたが、無言のまましばらくじっと見つめていた後、立ち上がって嘆息しました。「ここにはこの世の終わりまで、[[スィンベルミュネ>忘れじ草]]の花の咲くことはなかろう。」かれは呟くようにいいました。「[[九つの塚と七つの塚>エドラス#e12c0429]]は今は緑の草に青々とおおわれているというのに、この長の年月、かれは遂に開くことのできなかった扉の前に横たわっていたのだ。この扉はどこに通じているのか? なぜかれは通ろうとしたのだろう? だれにも永遠にわからぬことだ!」((『[[王の帰還>指輪物語/王の帰還]]』「灰色の一行 罷り通る」))

** コメント [#Comment]

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