* ベレン
** 概要

|~カテゴリー|人名|
|~スペル|'''(未入力です。協力をお願いします)'''|
|~その他の呼び名|'''(未入力です。協力をお願いします)'''|
|~種族|'''(未入力です。協力をお願いします)'''|
|~性別|'''(未入力です。協力をお願いします)'''|
|~生没年|'''(未入力です。協力をお願いします)'''|
|~親|'''(未入力です。協力をお願いします)'''|
|~兄弟|'''(未入力です。協力をお願いします)'''|
|~配偶者|'''(未入力です。協力をお願いします)'''|
|~子|'''(未入力です。協力をお願いします)'''|

** 解説

Beren。[[バラヒア>バラヒア(ブレゴールの息子)]]と[[エメルディア]]の息子。[[エアハミオン]](隻手)、[[カムロスト]](&ruby(くうしゅ){空手};)と呼ばれる。
[[バラヒア>バラヒア(ブレゴールの息子)]]が[[ドルソニオン]]において[[モルゴス]]の軍に包囲された後も脱出せず父の元に留まり、[[バラヒア>バラヒア(ブレゴールの息子)]]の12人の仲間の一人として戦い続けた。彼らが[[サウロン]]の配下によって攻撃された時、[[バラヒア>バラヒア(ブレゴールの息子)]]達は全員殺されたが、ベレンは一人偵察に出ていたため難を逃れる。その後[[バラヒア>バラヒア(ブレゴールの息子)]]達を攻撃した[[オーク]]の後を単身で追い、[[バラヒアの指輪]]を奪回する。
以後も彼はただ一人[[ドルソニオン]]で戦い続け、その勲は[[ベレリアンド]]中に広まった。[[モルゴス]]は彼に多大な賞金を賭けたが、[[オーク]]はベレンが近くにいるという噂だけで逃げ出した。
だが、やがて[[サウロン]]が指揮する部隊によって包囲されたベレンは[[ドルソニオン]]を脱出し、[[灰色エルフ]]の王[[シンゴル]]の国[[ドリアス]]に迷い込んだ。彼は、[[シンゴル]]の妻である[[マイア]]の[[メリアン]]が防備のために作った[[魔法帯]]を、運命に導かれて潜り抜ける。そして[[ドリアス]]で[[シンゴル]]と[[メリアン]]の娘、[[ルーシエン]]に出会う。以後二人は愛し合うようになった。
だが[[人間]]を卑下していた[[シンゴル]]はこのことを知ると激怒する。頑なな[[ルーシエン]]に対し[[シンゴル]]は、ベレンを殺すことも投獄することもしないと誓言するが、代わりにベレンに対し、[[ルーシエン]]を妻とするためには[[シルマリル]]の一つを[[モルゴス]]から奪ってくることを要求した。
ベレンは[[シルマリル]]を手にして戻ることを誓って[[ドリアス]]から一人旅立ち、[[ナルゴスロンド]]へと向かった。その地の王[[フィンロド]]・[[フェラグンド]]は、[[バラヒア>バラヒア(ブレゴールの息子)]]の一族を援助するという自らの誓いを守るため、僅かな家来を連れてベレンと共に旅立った。
そして彼らは[[オーク]]の装備を奪い、[[フィンロド]]の術によって[[オーク]]そっくりに変身して[[モルゴス]]の国へと潜入。だが[[サウロン]]に気付かれて投獄された。[[サウロン]]は彼らの名前と目的を知るため、彼らを脅迫して一人一人を[[巨狼]]に食らわせていったが、彼らは自分たちの秘密を守り抜いた。
やがてベレンが[[巨狼]]に食われる順番が来たが、その時[[フィンロド]]は己が戒めを弾き飛ばして[[巨狼]]と取っ組み合いベレンを救う。だが[[巨狼]]と相打ちになって死んだ。
その時ベレンは、彼を助けるために[[ドリアス]]を抜け出した[[ルーシエン]]と、彼女に従っていた猟犬の[[フアン]]によって助け出される。
彼らは再会を喜び合って休息し、共の時を過ごしたが、ベレンは再び自らの探索を追求する道を選び、一人で旅に出る。だがまたも[[ルーシエン]]が、[[フアン]]と共に彼の後を追ってきてベレンと合流した。
彼らは人狼と[[吸血蝙蝠]]に変装して[[モルゴス]]の城塞[[アングバンド]]へと忍び込む。そこで[[ルーシエン]]が歌って[[モルゴス]]らを眠らせ、その間にベレンが、[[モルゴス]]の王冠の[[シルマリル]]の一つを、[[アングリスト]]を使って取り外し、奪った。
それから彼らは逃亡したが、眠りから目覚めた[[巨狼]][[カルハロス]]が、ベレンの腕を[[シルマリル]]ごと食いちぎった。[[カルハロス]]は[[シルマリル]]によって体を焼かれ、発狂し走り去ったが、ベレンは[[カルハロス]]の毒にやられて倒れた。そこを[[大鷲]]の[[ソロンドール]]が現れて彼らを救出する。
やがてベレンは[[ルーシエン]]と[[フアン]]の治療によって回復し、彼らは[[ドリアス]]の[[シンゴル]]の玉座の前に現れた。[[シンゴル]]は二人の旅の話を聴いて驚嘆し、頑なな態度を捨てる。そしてベレンと[[ルーシエン]]は[[シンゴル]]の前で婚約した。
しかし狂気に陥った[[カルハロス]]が[[ドリアス]]に接近していることを知ると、ベレンは[[シンゴル]]が指揮する狼狩りの一行に加わって出陣する。そして[[カルハロス]]に襲われた[[シンゴル]]を庇って倒れた。
[[フアン]]と相打ちになって死んだ[[カルハロス]]の腹から[[シルマリル]]が取り出され、それを受け取ってベレンは息絶えた。
だが[[ルーシエン]]の嘆きと嘆願が[[ヴァラール]]に受け入れられ、死すべき[[人間]]の中で唯一ベレンは蘇り、[[ルーシエン]]も同じく定命の存在となった。
彼らは[[中つ国]]に舞い戻り、残り僅かな時を夫婦として過ごした。彼らから息子[[ディオル>ディオル(ベレンの息子)]]が生まれ、[[シンゴル]]の跡継ぎとなった。ベレンは最後に、[[ドリアス]]を攻撃して[[シルマリル]]を奪った[[ドワーフ]]と戦うために出陣したが、[[シルマリル]]を妻の元に持ち帰ると以後二度と戦いには出なかった。そして彼らの死を見届けたものも、彼らの亡骸の場所に墓標を建てた者もいなかった。
放浪時に鳥獣を友とし彼等に助けられたため、肉食をせず、[[モルゴス]]に仕えるものを除いていかなる殺生もしなかった。

** コメント

- ベレンはめちゃめちゃ格好良いと思います。ものすごい苦労人ですけど……。 -- yue
- 詳しくない人ですが、この人かっこよすぎでは?

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