* セオデン [#xf9d66cd]
** 概要 [#i09187a7]

|~カテゴリー|人名|
|~スペル|Théoden(([[古英語]]で「一族の首長」の意))|
|~その他の呼び名|エドニュー(Ednew)((古英語で「更生せる」の意))|
|~種族|人間(ロヒアリム)|
|~性別|男|
|~生没年|[[第三紀]]2948-3019。在位2980-3019(39年間)|
|~親|[[センゲル]](父)、[[モルウェン>モルウェン(センゲルの妻)]](母)|
|~兄弟|[[セオドウィン]](妹)|
|~配偶者|[[エルフヒルド]]|
|~子|[[セオドレド]](息子)|

** 解説 [#eb79a56e]

[[マーク(ローハン)>ローハン]]17代目の王。[[センゲル]]と[[モルウェン>モルウェン(センゲルの妻)]]の息子で[[セオドウィン]]の兄。[[エルフヒルド]]を妻とし[[セオドレド]]の父となる。[[指輪戦争]]当時の[[マーク]]の王。
自分の妹である[[セオドウィン]]とその夫[[エオムンド]]が死ぬと、2人の子供である[[エオメル]]と[[エオウィン]]を引き取って養子とした。

[[サルマン]]の手先となった[[グリマ]]によって操られ、さらにサルマンの魔力により心身ともに衰退。[[セオドレド]]が戦死すると状態はさらに悪化したが、[[ガンダルフ]]によって癒されたためエドニュー(更生せる)と呼ばれる。
その後は自ら[[剣(ヘルグリム)>ヘルグリム]]を取って[[馬(雪の鬣)>雪の鬣]]に乗り、[[角笛城]]の合戦に参加。[[サルマン]]軍を撃破してマーク西方の安全を確保。その後[[ロヒアリム]]を率いて、[[モルドール]]と戦う[[ゴンドール]]救援のため、[[ペレンノール]]野の合戦に参加した。
だがセオデンは、[[魔王]]が操る[[恐るべき獣]]に襲われて落馬、馬の下敷きとなって重傷を負い、その後死亡した。実子が先に死んでいたため、マークの王位はエオメルが継いだ。

*** 映画『[[ロード・オブ・ザ・リング]]』における設定 [#jfde36fe]

|~俳優|[[バーナード・ヒル]]|
|~日本語吹き替え|[[佐々木勝彦]]|

[[メリー>メリアドク・ブランディバック]]との掛け合いはかなり短縮されている。いまわの際に、エオメルではなくエオウィンに会っている。

** コメント [#k7f6d2a9]

- 指輪世界でも人間味のある人 -- ひあごん
- 映画「王の帰還」の彼はアラゴルンよりも戦闘指揮官らしい風格を持っていたと思います。ペレンノールの一斉突撃、何度見てもかっこよすぎ。その後に「二つの塔」を見返すと、あまりの弱弱キャラだったことに気付き愕然とさせられます。 -- たー
- 逆説的に、サルマン(ないしグリマ)の力を証明したともいえます。あの、セオデン王をあそこまで貶めえた云々 --  &new{2007-05-12 (土) 13:20:15};
- ひとつ疑問。セオデンは少年時代に、ソロンギルの名で父王に仕えていたアラゴルンのこと、おぼえていないんですかね。きっとローハンでもかなり重用されてたろうから、王子のセオデンが会ってないはずはない。それどころか一緒に戦うぐらいしてるのでは? --  &new{2007-11-08 (木) 01:31:08};
- ↑覚えているようですよ。「二つの塔」SEEにて、エドラスからヘルム峡谷へ向かう途上、エオウィンがアラゴルンに、「昔、王がまだ若かった頃、貴方と共に戦ったことがあると聞きましたが、王の記憶違いですよね?」ということを尋ねるシーンがありましたから。アラゴルンは、「間違いない」と答えていましたね。 -- YUE &new{2007-11-08 (木) 21:56:40};
- ↑おお!そうでしたか。ありがとうございます、SEE観る楽しみが増えました。チェックします!原作にはそういう言及はないのですが、あったらなぁ、と思ってました。 --  &new{2007-11-08 (木) 23:11:50};
- ↑原作にも言及ありますよ? アラゴルンがエオメルと初めて会ったときに言ってます。「前にも何度かローハンに来たことがあるし、センゲルの息子セオデンとも話したことがある」と。アラゴルンが「ソロンギル」と名乗ってローハンに仕官していたころだとすれば、当時セオデンは九歳ですね。 -- ロベリアの妹 &new{2007-11-11 (日) 17:08:10};
- ↑ええ、もちろん「アラゴルンはセオデンを」知ってます。ただ逆にセオデン自身の口から、ソロンギル時代のアラゴルンに関する言葉は出てないんです。映画でも、少年時代の彼の目にアラゴルンがどのように映ったのかは直接は語られていないようですし。自分は年老いたにもかかわらず、なお戦士として将として強健なままのアラゴルンに対してどのような思いを抱いたのかが知りたいんです。(フィクションに対して熱くなりすぎだ…)セオデンは人間の王族としてはごく穏やかでまっとうな、潔い人物(グリマの影響下では別として)だと思うのですが、アラゴルンがかつてのソロンギルであり、イシルドゥアの世継であったことを知ったなら…なんていうか、いろいろな思いが彼の胸を打ったのではないかと。喜びにはちがいないし、感嘆でもあるだろうけれど、複雑さや羨ましさもあったのではないでしょうか。映画化、という多少の補完や追加が許される再構成の中(異論もあるでしょうが)で、この疑問に監督や脚本家が応えてくれたら嬉しいな、と思ったんです。なんかダラダラ書いてすいません。 --  &new{2007-11-12 (月) 00:23:48};

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