* エオウィン [#mb95403a]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[人名]]|
|~スペル|Éowyn(([[古英語]]で「女騎士」の意))|
|~その他の呼び名|デルンヘルム(Dernhelm)、盾の腕の姫(Lady of the Shield-arm)|
|~種族|[[人間]]([[ロヒアリム]])|
|~性別|女|
|~生没年|[[第三紀]]2995~|
|~親|[[エオムンド]](父)、[[セオドウィン]](母)|
|~兄弟|[[エオメル]](兄)|
|~配偶者|[[ファラミア二世]]|
|~子|[[エルボロン]]|

** 解説 [#Explanation]

[[セオデン]]の妹[[セオドウィン]]と[[ロヒアリム]]の騎将[[エオムンド]]の間に生まれた娘で、[[エオメル]]の妹。両親が死ぬと、兄エオメルと共に[[セオデン]]に引き取られた。

エオウィンは女性ながらに武芸に秀で、とても勇敢な人物だった。だがやはり女性であるがゆえ戦いにおもむくことはできなかった。その一方で、[[蛇の舌]]によって気力を萎えさせられていったセオデンを間近に見続けることになり、これらが彼女の心の重荷となっていた。

エオウィンは、[[エドラス]]で出会った[[アラゴルン>アラゴルン二世]]に王者の風格を認め、彼に憧れる。だがアラゴルンへの求愛を謝絶されると、エオウィンは戦って死ぬことを望むようになる。そのため彼女は、[[セオデン]]と[[エオメル]]に止められていたにもかかわらず、デルンヘルムと名乗って正体を隠し、[[ゴンドール]]救出のためのロヒアリムの行軍に参加する。その時、彼女と同じくゴンドールに行きたいと望んでいたが止められていた[[メリアドク・ブランディバック]]を、自分の馬に乗せた。
エオウィンは[[ペレンノール野>ペレンノール]]の合戦で、メリーの助けを得て[[魔王]]を打ち倒す(このとき魔王によって左腕を折られたため、後に「盾の腕の姫」と呼ばれる)。エオウィン自身は魔王の[[黒の息]]によって倒れるが、アラゴルンによって癒やされた。だが依然としてエオウィンには、戦いと死を願う心があり、希望を持てないでいた。その心は、療養中に知り合った[[ファラミア二世]]によって癒される。やがてエオィンはファラミアと結婚し、共に[[イシリアン]]で暮らすようになった。

** 映画『[[ロード・オブ・ザ・リング]]』における設定 [#Lotrmovie]

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|~俳優|[[ミランダ・オットー]]|
|~日本語吹き替え|[[本田貴子]]|

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デルンヘルムの名は使わない。メリーは、最初から自分を馬に乗せた騎士の正体がエオウィンだと気がつく。
ヘルム峡谷への移動の際、[[レンジャー(野伏)>野伏]]として粗末な料理に慣れているであろう[[アラゴルン二世]]をしてギリギリっぽい表情をさせるほどの料理の腕前を披露した。
[[ファラミア二世]]とのエピソードは省略されているが、アラゴルンの戴冠式・結婚式で、ファラミアとエオウィンが並んでいる姿が登場する。また『王の帰還 [[スペシャル・エクステンデッド・エディション]]』では、エオウィンとファラミアが見つめ合うシーンが追加されており、その後の関係を示唆している。

** コメント [#Comment]

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