#author("2016-08-27T14:00:59+09:00","","")
* カルドラン [#w737cfc7]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[地名]]|
|~スペル|Cardolan|
|~その他の呼び名||

** 解説 [#Explanation]

[[シンダール語]]で「赤い丘の国」の意と思われる。三国に分裂した[[アルノール]]のうち南の国。
西は[[バランドゥイン(ブランディワイン)>ブランディワイン]]川、東は[[グワスロ(灰色川)>グワスロ]]と[[ミスエイセル(にびしろ川)>ミスエイセル]]、北は[[東街道]]を国境とした。

人口は最も多かったが、[[アルセダイン]]の[[アルゲレブ一世]]の時代には、[[イシルドゥア]]の血統は絶えていた。[[第三紀]]1356年にアルゲレブ一世が[[アングマール]]と[[ルダウア]]との戦いで討ち死にすると、アルセダインの王位を継いだ[[アルヴェレグ一世]]を援助した。その後ルダウアとの国境線(ミスエイセルと東街道)を武力で保持するが、1409年にアングマールの軍勢はミスエイセルを渡河して侵攻した。同年にカルドランの最後の君主(last prince)が戦いで討ち死にし、国は荒廃した。カルドランの[[ドゥーネダイン]]の残党は[[ティルン・ゴルサド(塚山丘陵)>塚山丘陵]]で抵抗を続けるか、[[古森]]へ逃れた。
1636年に発生した[[悪疫]]が[[エリアドール]]へ広まると、カルドラン(特に[[ミンヒリアス]])の民のほとんどが死に、カルドランのドゥーネダインは滅んだ。この頃に塚山丘陵にはアングマールとルダウアの悪霊([[塚人]])が住み着くようになった。
人口は最も多かったが、[[イシルドゥア]]の血統はほどなく絶えてしまい、[[アルセダイン]]の[[アルゲレブ一世]]が再び[[アルノール]]全土の統治権を主張するとそれに同調する(だが[[アングマール]]と結託した[[ルダウア]]はこれを拒否した)。
[[第三紀]]1356年にアルゲレブがルダウアとアングマールの攻撃を受けて討死すると、カルドランは[[リンドン]]と共に[[アルヴェレグ一世]]を援助して[[風見丘陵]]から敵を駆逐する。その後アルセダインとカルドランは協力してルダウアとの国境線(ミスエイセルと東街道)を武力で保守した。

『[[指輪物語]]』作中で[[フロド・バギンズ]]ら四人の[[ホビット]]が、[[塚山丘陵]]の[[塚人]]に囚われた塚は、1409年に戦死したカルドランの最後の君主が葬られた塚であったらしい。
>「むろん覚えておる!」と、かれはいいました。「[[カルン・ドゥーム]]のやつらが昨夜われらを襲ったのだ。そしてわが陣営は敗れた、ああ! 予の心臓に突き刺さった槍の穂先!」(([[塚人]]に囚われた[[メリアドク・ブランディバック]]が口走った台詞。カルドランの亡霊が言わせたものと思われる))
<この塚山から[[トム・ボンバディル]]によって[[塚山出土の剣]]が発掘された。
だが1409年のアングマールの大攻勢によって守りは破られ、カルドランの国土は荒廃する。この時に最後の君主(last prince)が討死し、カルドランの[[ドゥーネダイン]]の残党は[[ティルン・ゴルサド(塚山丘陵)>塚山丘陵]]と[[古森]]に逃れて抵抗を続けた。
1636年には[[悪疫]]が[[エリアドール]]に広がり、カルドラン(特に[[ミンヒリアス]])に残っていた住民のほとんどが死に絶えた。これによってカルドランのドゥーネダインは滅び、塚山丘陵にはアングマールとルダウアからやってきた悪霊([[塚人]])が棲み着くようになった。

『[[指輪物語]]』作中で[[フロド・バギンズ]]たち4人の[[ホビット]]が[[塚人]]に囚われた[[塚>塚山丘陵]]は、1409年の戦いで討死したカルドラン最後の君主のものであったらしい。
>「むろん覚えておる!」と、かれはいいました。「[[カルン・ドゥーム]]のやつらが昨夜われらを襲ったのだ。そしてわが陣営は敗れた、ああ! 予の心臓に突き刺さった槍の穂先!」((塚から脱出した[[メリアドク・ブランディバック]]が口走った台詞。カルドランの亡霊が言わせたものと思われる))
<[[トム・ボンバディル]]はこの塚山から[[塚山出土の剣]]を発掘してホビット達に与えた。

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