* 怒りの戦い [#g1be4c00]
** 概要 [#mcdea5b6]

|~カテゴリー|歴史・事件|
|~スペル|War of Wrath|
|~その他の呼び名|大会戦(Great Battle)|

** 解説 [#vd756789]

[[第一紀]]末、[[エアレンディル>エアレンディル(トゥオルの息子)]]の求めに応じ、[[ヴァラール]]軍は[[モルゴス]]軍を攻撃。そのときの戦いを指す。
モルゴスの軍勢は、[[アンファウグリス]]の地に収まりきらないほどの規模であったが、ヴァラール軍はモルゴス軍を激しく攻撃する。だが[[アングバンド]]から[[アンカラゴン]]を含む多数の有翼の[[龍]]が放たれたことにより、ヴァラール軍は一時押し戻された。しかし[[ヴィンギロト]]に乗って空を飛びやってきた[[エアレンディル]]によってアンカラゴンは討ち取られた。
ついには[[モルゴス]]は捕らえられ、その軍勢もごく一部を残して壊滅した。さらにこの戦いの激しさにより、[[青の山脈]]の西、[[ベレリアンド]]の大地は破壊されて水没した。
[[エアレンディル>エアレンディル(トゥオルの息子)]]の嘆願に応じた[[ヴァラール]]の軍が西方から[[ベレリアンド]]に上陸し、[[モルゴス]]の軍と戦いこれを滅ぼした、[[第一紀]]最後で最大の合戦。

ヴァラールの軍勢に同行した[[エルフ]]([[アマン]]に残っていた[[ヴァンヤール]]もヴァラール軍に参加した)は中つ国に残らなかった。ヴァラール軍は戦いが終了するとすみやかに[[アマン]]に帰還して、中つ国との民の交流も少なかった。そのためこの戦いの詳細は、中つ国の人々にはあまり知られていない。
[[ヴァンヤール]]族と、[[フィナルフィン]]に率いられた一度も[[アマン]]を離れたことのない[[ノルドール]]族も[[ヴァラール]]と共に出陣していったが、[[アルクウァロンデ]]の[[テレリ]]族は[[同族殺害]]の記憶から、進んで戦いに行こうとする者はほとんどいなかった。だが彼らと同族である[[エアレンディル]]の妻[[エルウィング]]の言葉には耳を傾け、[[ヴァリノール]]の軍勢を東へと運ぶ船を航行させるために水夫たちを差し向けた。しかし彼らは船に留まったまま、一人として[[此岸の地>中つ国]]を踏もうとはしなかった。

** コメント [#gdeffeef]
[[中つ国]]のエルフたちは誰も参戦しておらず、[[エダイン]]の三家の生き残りたちだけが[[ヴァラール]]軍について戦った他は、[[人間]]たちは皆[[モルゴス]]軍についていた。

- この戦いって「関が原」のような超重要な決戦にも関わらず、詳細がないのが残念。きっと他の戦いと違って神秘的な戦いだったんでしょうね。
- ベレリアンドが水没するなんて激しさが想像できない。
- もしこの戦いにモルゴス側が勝っていたら中つ国はどうなってたんだろうか・・
- ヴァラールとしてはやりたくない戦いだったんでしょうね。自分たちが戦えば、勝敗どっちにしても大変な破壊の爪痕を残すから…… -- 「ど」の字 &new{2007-10-19 (金) 19:00:26};
- 2つ上の方へ。モルゴスが勝てるわけ無いだろ! -- ホビット &new{2008-08-15 (金) 16:28:57};
- エダインの参加者もいましたよね?詳細が知りたいなあ・・・ -- ナイン・ナン &new{2008-08-17 (日) 08:55:56};
- マイズロスとマグロールはこの戦いに参加して戦死すべきだった(もちろんヴァラール側について)。 -- ホビット &new{2008-12-30 (火) 12:59:52};
モルゴスの軍勢は、[[アンファウグリス]]の地に収まりきらないほどの規模であったが、[[オーク]]も[[バルログ]]もヴァラール軍の相手にはならず、ごく少数が逃れて後代に禍根を残したほかは、全てが殲滅された。
モルゴスは最後の反撃として、[[アングバンド]]から[[アンカラゴン]]を含む多数の有翼の[[龍]]を放ち、ヴァラール軍は一時押し戻された。しかし[[ソロンドール]]たち天空のあらゆる大鳥と共に、[[ヴィンギロト]]に乗った[[エアレンディル]]が現れた。夜を通して空中戦が続けられ、日の出前に彼によってアンカラゴンは討ち取られた。空から落下したアンカラゴンは[[サンゴロドリム]]の塔に激突し、塔は毀たれた。
日が昇った頃には[[ヴァラール]]軍は完全に勝利し、ついには[[モルゴス]]は捕らえられ、その軍勢もごく一部を残して壊滅した。さらにこの戦いの激しさにより、[[青の山脈]]の西、[[ベレリアンド]]の大地は破壊されて水没した。

ヴァラールの軍勢に同行した[[エルフ]]たちは一人として中つ国に残らなかった。ヴァラール軍は戦いが終了するとすみやかに[[アマン]]に帰還して、中つ国との民の交流も少なかった。そのためこの戦いの詳細は、中つ国の人々にはあまり知られていない。

** コメント [#gdeffeef]

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