ペラルギル†
概要†
カテゴリー | 地名 |
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スペル | Pelargir |
異訳 | ペラルギア |
解説†
シンダリンで「王家の船の庭(Garth of Royal Ships)」の意。アンドゥインの河口の上流、アンドゥインにシリス川が合流する地点にある、ゴンドールの港湾都市。
ヌーメノールのドゥーネダインによって、第二紀2350年に建設される。以来ペラルギルは、中つ国における節士派の主要な拠点となり、3320年にはヌーメノールの没落を逃れたイシルドゥルとアナーリオンたちの乗った5隻の船がこの近くに漂着。彼らはこの地の節士たちの援助を受けてゴンドールを建国した。
第三紀に入ると、ペラルギルは度々海賊およびハラドリムとの戦いの舞台となったが、一貫してドゥーネダインが持つ最古にして最大の湾港であり続けた。
1432年から1447年にかけて発生したエルダカールとカスタミルとの内戦(同族の争い)でカスタミルが王位を簒奪すると、カスタミルは海軍のことばかり重視し、海軍にとっては利便性の高いペラルギルへと王都を移そうとしたため、支持者からも反発を招いたという。
指輪戦争では、ドロマンドを含む50隻の大型船と数えきれないほど多くの小型船からなるモルドールの同盟軍(ウンバールの海賊)に攻撃されたが、かれらは死者の軍勢のもたらした恐怖によって一掃され、艦隊はアラゴルン二世率いる灰色の一行に鹵獲された。一行はペラルギルから、レベンニン、エシル、ラメドンなどの辺境の諸侯国の兵を積載してアンドゥインを遡り、合戦が行われているペレンノール野へ乗り入れるべくハルロンドへ向かった。
Iron Crown Enterprisesによる設定†
指輪物語ロールプレイングのサプリメントとしてオリジナルの町並がデザインされている。都市の中心がアンドゥインとシリス川の合流点の地形を利用した正三角形の城塞になっており、両岸にまたがる市街地を真円状の外壁が囲むという非常に特徴的な外観をしている。『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』のペラルギルもこの地形を踏襲している。
ゲーム『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』における設定†
海賊などをペラルギルから駆逐する戦闘と、その後のペラルギルが探索可能。町にはソロンギルの像もある。
コメント†
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