ゴールドベリ†
概要†
カテゴリー | 人名 |
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スペル | Goldberry |
その他の呼び名 | 川の娘(River-daughter) 川の女神の娘(River-woman's daughter) |
種族 | 不明 |
性別 | 女 |
生没年 | 不明 |
親 | 川の女神(River-woman) |
配偶者 | トム・ボンバディル |
解説†
古森のはずれの枝垂川の滝の傍の家で、トム・ボンバディルと共に暮らしている女性。しかしボンバディルと出会ったのは(人間にとっては)比較的後の時代のようである。種族や年齢は不詳であるが、本人やトムによれば「川の娘」だという。
部屋の奥の、入口を向いた椅子に、女の人が一人すわっていました。長い黄色い髪の毛が波をうって両肩に流れ、着ている長衣は緑色でした。それは萌え出たばかりの芦の緑色で、露の玉のような銀の粒がちりばめられていました。黄金色のベルトはあやめの花をつないだような形をしていて、花々の中心には忘れな草の薄い空色の石が
象眼 されていました。その女の人の足許を緑がかった茶色の陶器でできたいくつかの大きな水盤がとりかこんでいて、白い水蓮を浮かばせていましたので、その人はまるで池の中の玉座にすわっているように見えました。*1
『指輪物語』ではボンバディルが保護したフロドたち一行を家で歓迎し、黄色いクリーム、蜂の巣にはいった蜂蜜、白いパン、そしてバターにミルクにチーズ、それに摘んできた緑の野草に熟したベリーといった食事をふるまってくれた。また眠る前に一行に向かい夜の物音を気にしてはなりません! 月の光、星の光、丘の頂から吹く風のほかは、何一つこの家の戸口や窓を通るものはありませんから。と声をかけ、その後メリーとピピンが柳じじいに囚われた悪夢を見た際にはこの彼女の言葉によって悪夢から解放された。
翌日は出発を延期せざるをえない雨降りの日だったが、ボンバディルによれば今日はゴールドベリの洗濯日で、ゴールドベリが秋の洗いものをするためだったらしく、ホビットたちは彼女の歌声がまるで雨のように上の方から降り注いでいるのを耳にしている。
三日目の別れ際、ゴールドベリは家の先の高台で一行を待っており、塚山丘陵を無事に抜けるための助言を与えて一行を見送った。
『トム・ボンバディルの冒険』ではトムとの馴れ初めが描かれており、さらに彼女の母親である枝垂川の精らしき川の女神(River-woman)が登場する。
映画『ロード・オブ・ザ・リング』における設定†
物語の短縮のため、全く登場しない。ただしThe Lord of the Rings Trading Card Game用に、Weta監修のもとゴールドベリのデザインが作られている。
ゲーム『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』における設定†
ゴールドベリがゲームに登場するほか、オリジナルの設定として、さびし野のガルス・アガルウェン(Garth Agarwen)という赤い沼地に、堕落してしまったゴールドベリの姉妹“アガマウアの赤の乙女”ナルヘル(Naruhel)が登場している。
コメント†
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