#author("2023-05-19T12:24:42+09:00;2021-02-27T21:13:13+09:00","","")
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* ロンド・ダエル [#xce3b0b7]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[地名]]|
|~スペル|Lond Daer|
|~異訳|ロンド・ダイア|
|~その他の呼び名|ヴィンヤロンデ(Vinyalondë)、ロンド・ダエル・エネズ(Lond Daer Enedh)|

** 解説 [#Explanation]

[[シンダリン]]で「大港(Great Haven)」の意味。[[エリアドール]]の[[グワスロ(灰色川)>グワスロ]]河口にあった、[[ヌーメノール]]の港および造船所。建設当時は[[クウェンヤ]]で「新港(New Haven)」の意味である''ヴィンヤロンデ''と呼ばれた。
[[シンダリン]]で「大港(Great Haven)」の意味。[[エリアドール]]の[[グワスロー(灰色川)>グワスロー]]河口にあった、[[ヌーメノール]]の港および造船所。建設当時は[[クウェンヤ]]で「新港(New Haven)」の意味である''ヴィンヤロンデ''と呼ばれた。

[[タル=アルダリオン]]によって設置される。当初は、[[ミンヒリアス]]と[[エネドワイス]]に広がる大森林から木材を伐採するための小さな港だった。
[[第二紀]]1700年から1701年にかけての[[力の指輪]]を巡る戦いにおいて、[[タル=ミナスティル]]が派遣した[[ヌーメノール]]大艦隊の提督[[キルヤトゥル]]は、分遣艦隊をヴィンヤロンデに上陸させ、[[サルバド]]でサウロンをさんざんに打ち破った。それ以来、ヴィンヤロンデは戦略上重要な地点と認識されるようになり、大規模な要塞化がなされてロンド・ダエル、あるいは[[リンドン]]と[[ペラルギル]]の中間地点にあることから「大中央港(Great Middle Haven)」の意味である''ロンド・ダエル・エネズ''と呼ばれるようになった。
[[ヌーメノール人]]はここを拠点にして大森林を徹底的に伐採し、原住民である[[&ruby(ダンレンデイング){褐色国人};>褐色国人]]の祖先(かれらはやがて、サウロンに与するようになった)との軋轢によって、一帯はますます荒廃した。

[[亡国の民の王国]]([[アルノール]]と[[ゴンドール]])の初期の時代には、ロンド・ダエルの港はすでに荒れ果てていたという。((日本語訳『[[終わらざりし物語]]』「ガラドリエルとケレボルンの歴史」の註24ではロンド・ダエルの港について「古い港とその大きな埠頭は荒れ果てていたが、長年の労働の結果、港は[[サルバド]]へ向かう船をつけられるようになった。」とあるが、この文章は誤訳であり、正しくは「古い海港とその大きな埠頭は荒れ果てていたが、長年の労働の結果、サルバドに航洋船を受け入れられる港が作られていた。」である。原文は"The ancient sea-port and its great quays were ruinous, but with long labour a port capable of receiving seagoing vessels had been made at Tharbad,"))

** コメント [#Comment]

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