* ギルドール [#d2df71e7]
** 概要 [#z3e68d59]

|~カテゴリー|人名|
|~スペル|Gildor|
|~その他の呼び名|イングロリオン(Inglorion)|
|~種族|[[エルフ]]([[ノルドール]])|
|~性別|男|
|~生没年|不明|
|~親|不明|
|~兄弟|不明|
|~配偶者|不明|
|~子|不明|

** 解説 [#u881699c]

[[フロド>フロド・バギンズ]]が[[袋小路屋敷]]を出発した後、彼らが[[ホビット庄]]内の[[末つ森]]で出会った[[エルフ]]たちの指導者。[[塔山丘陵]]の向こう([[灰色港]]付近?)に住んでいると思われるが、各地を放浪していた。

彼はフロド達と一夜を共に過ごし、彼らに安らぎを与えた。[[指輪戦争]]後、ギルドールは以前と同じようにホビット庄内でフロド達と再会する。それから彼らと共に[[灰色港]]に向かい、[[指輪所持者]]と共に[[大海]]を渡って[[中つ国]]を去った。

*** 来歴について [#gcd62438]

本人によると「[[フィンロド]]王家の(the House of Finrod)」[[上のエルフ]]である。だとすると[[ナルゴスロンド]]の破壊から[[ドリアス]]に逃れ、それから[[キーアダン]]か[[ギル=ガラド]]の元に避難したのではなかろうか。
『[[シルマリルの物語]]』にも『[[終わらざりし物語]]』にもギルドールに関する記述はなく、その来歴は謎に包まれている。しかし「イングロリオン」という名前は「イングロールの息子」という意味に解釈することができる。さらにイングロールとは、初期の設定における[[フィンロド]]の名前であった。そのためギルドールは、フィンロドの息子という設定だった可能性がある。だがその設定が残されていたのか、破棄されたのかはわからない。

** ゲーム『[[ロード・オブ・ザ・リングス オンライン]]』における設定 [#m9dbb36a]

[[北連丘]]のリン・ギリアスにおり、その地のエルフの指導者となっている。

** コメント [#gd90b079]

- HoMEでは、フィンロド・フェラグンドの名はイングロール・フェラグンドとなっています。-ionは「~の息子」という意味もあるので、もしかするとフィンロド王家どころかフィンロドの息子なのかもしれません。 -- Windy
- フィンロドには子供が居なかった様なので、フィンロド王家の家臣ではないでしょか -- ひあごん
- Windy様、ひあごん様。この件に関しては、私も興味があり、いろいろネットで調べてみたところ、高橋誠氏のサイト、「赤龍館」の中の「粥村で聞いた話」の中にかなりまとまった論考がありました。決定的な結論は出てないようですが、管見の限りでは、ギルドール・イングロリオンに関してネット上で日本語で読めるものの中では一番行き届いたページかと愚考します。御参考までに。
- フィンロドは死後アマンでヴァンヤールのアマリエと共に暮らしたらしい。とすると、ギルドールはこの二人の息子で、イスタリと共に中つ国に戻ってきたエルフ達の一人ではないだろうか。 -- ホビット
#comment