* グロールフィンデル [#na8ce2ba]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[人名]]|
|~スペル|Glorfindel|
|~その他の呼び名||
|~種族|[[エルフ]]([[ノルドール]])|
|~性別|男|
|~生没年|不明|
|~親||
|~兄弟||
|~配偶者||
|~子||

** 解説 [#Explanation]

名は[[シンダール語]]で「金髪」の意。[[裂け谷]]の[[上のエルフ]]の一人。

>グロールフィンデルは背が高く、体は真っ直で、髪は輝く金髪、顔は美しく若々しく恐れを知らず、喜びに満ちていました。目もとは晴れやかながら鋭い光をたたえ、声はまるで楽の音のよう。額には知恵が宿り、手には力がひめられていました。((『[[旅の仲間]]』[[フロド>フロド・バギンズ]]が[[裂け谷]]で目覚めた後の晩餐の席で))

グロールフィンデルは、[[第三紀]]3018年の[[大いなる年]]に、[[ナズグール]]に追われている[[フロド・バギンズ]]達を捜索するために裂け谷から派遣された者の中の一人だった。グロールフィンデルは[[果野橋]]を監視していたナズグールを追い払ったあと、そこに安全の印として[[緑柱石]]を残し、後にフロド、アラゴルンたちと合流。
しかし九人のナズグールが一団となって襲ってくるとさしものグロールフィンデルでも正面から抗しきることはできず、自分の馬[[アスファロス]]にフロドを乗せて[[ブルイネンの浅瀬>ブルイネン#Ford]]まで逃げ切るよう命じて送り出す。グロールフィンデルは残った一行に松明を持たせて後を追い、岸に残っていたナズグールを増水したブルイネンに追い落とすことに成功した。
[[エルロンドの会議]]にも参加している。

それより1000年ほど前の[[第三紀]]1975年、[[北方王国]]と[[アングマール]]国との戦いの折にも、グロールフィンデルは裂け谷からの援軍として[[魔王]]に立ち向かっていっている。この時グロールフィンデルは魔王([[ナズグール]]の首領)を追い払ったが、後を追おうとする[[エアルヌア]]を留め、「かれは[[人間]]の男の手では討たれぬだろう(not by the hand of man will he fall)」と予言した。

*** [[第一紀]]のグロールフィンデル [#if59371a]

[[第一紀]]の[[ゴンドリン]]の大将の名としてもグロールフィンデルが登場する(金華家(House of the Golden Flower)の宗主、黄色い髪のグロールフィンデルと言われる)。[[ニアナイス・アルノイディアド]]では[[エクセリオン]]と共に[[トゥアゴン>トゥアゴン(フィンゴルフィンの息子)]]を守りつつ戦って、ゴンドリンに撤退した。その後ゴンドリンが[[モルゴス]]軍によって急襲された時、グロールフィンデルはゴンドリンを脱出する[[トゥオル]]ら一行と行動を共にする。だが[[キリス・ソロナス]]で[[バルログ]]と戦って相打ちとなり、谷底に落ちた。グロールフィンデルの亡骸は[[ソロンドール]]によって運び上げられ、キリス・ソロナスの山道の傍らの塚に埋められた。

一説([[トールキン>ジョン・ロナルド・ロウエル・トールキン]]の試案の一つ)によると、彼と[[裂け谷]]のグロールフィンデルは同一人物で、キリス・ソロナスで死んだ後、[[マンドスの館]]から復活して[[中つ国]]に舞い戻ったとなっている。だがその理由については不明。

** 映画『[[ロード・オブ・ザ・リング]]』における設定 [#Lotrmovie]

[[ラルフ・バクシ]]版だと[[レゴラス]]、[[ピーター・ジャクソン]]版だと[[アルウェン]]に出番を奪われている。

** コメント [#Comment]

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