* ペラルギア [#haeda054]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[地名]]|
|~スペル|Pelargir|
|~その他の呼び名||

** 解説 [#Explanation]

[[シンダール語]]で「王家の船の庭」(Garth of Royal Ships)の意。[[アンドゥイン]]の河口上流、[[シリス]]川がアンドゥインに合流する地点にある、[[ゴンドール]]の港湾都市。さらにアンドゥインを遡ると[[ハルロンド>ハルロンド(ゴンドール)]]、[[オスギリアス]]がある。

[[ヌーメノール]]の[[ドゥーネダイン]]によって、[[第二紀]]2350年に建設される。以来ペラルギアは、[[中つ国]]における[[忠実なる者]]達の主要な拠点となり、3320年には[[ヌーメノールの破滅>アカルラベース]]を逃れた[[イシルドゥア]]と[[アナーリオン]]たちの乗った五隻の船がこの近くに漂着。彼らはこの地の忠実なる者たちの援助を受けて、[[アンドゥイン]]の河口を遡ったところに[[ゴンドール]]を建国した。
[[第三紀]]に入ると、ペラルギアは度々ゴンドールと[[海賊]]および[[ハラドリム]]との戦いの舞台となったが、一貫してドゥーネダインが持つ最古にして最大の湾港であり続けた。
1432年から1447年にかけて発生した[[エルダカール>エルダカール(ヴァラカールの息子)]]と[[カスタミア]]との内戦(同族の争い)でカスタミアが王位を簒奪すると、カスタミアは海軍のことばかり重視し、海軍にとっては利便性の高いペラルギアへと王都を移そうとしたため、支持者からも反発を招いたという。

[[指輪戦争]]では、50隻の大型船と数えきれないほど多くの小型船からなる[[モルドール]]の同盟軍([[ウンバール]]の[[海賊]]と[[ハラドリム]]による黒の大艦隊)に攻撃されたが、かれらは[[死者の軍勢]]のもたらした恐怖によって一掃され、艦隊は[[アラゴルン二世]]率いる[[灰色の一行]]に鹵獲された。一行はペラルギアから、[[レベンニン]]、[[エシア>エシア・アンドゥイン]]、[[ラメドン]]などのゴンドール南部諸侯軍を積載して[[アンドゥイン]]を遡り、[[ハルロンド>ハルロンド(ゴンドール)]]に接岸。アラゴルン率いるゴンドール南部諸侯軍の上陸によって、[[ミナス・ティリス>ミナス・ティリス(ゴンドール)]]は救援された。([[ペレンノール野の合戦]])

*** 画像 [#w082ecd2]

&ref(ScreenShot00642.jpg,,10%,『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』におけるペラルギア); &ref(ScreenShot00641.jpg,,10%,『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』におけるペラルギア);

** 備考 [#t9641d24]

トールキンは具体的な街の外観については特に記してはいない。しかし、[[ICE>Iron Crown Enterprises]]をはじめとする後に作られたTRPGではオリジナルの町並がデザインされており、その内の一つは街の中心がデルタ地帯を利用した正三角形の城塞になっているという非常に特徴的な外観をしている。
『[[ロード・オブ・ザ・リングス オンライン]]』のペラルギアもこの地形を踏襲している。

** コメント [#Comment]

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