#author("2016-05-05T07:07:16+09:00","","")
* ケレド=ザラム [#f7a0a2d5]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[地名]]|
|~スペル|Kheled-zâram|
|~異訳|ケレド=ザーラム|
|~その他の呼び名|&ruby(かがみ){鏡};の&ruby(うみ){湖};(Mirrormere)|

** 解説 [#Explanation]

[[クズドゥル]]での呼び名((『[[The Treason of Isengard]]』によると、'''glass-pool'''の意。[[ヘレヴォルン]]の項も参照))で、[[共通語]]では''&ruby(かがみ){鏡};の&ruby(うみ){湖};''と呼ばれる。[[霧ふり山脈]]の東の麓、[[モリア]]の東門が存在する[[ナンドゥヒリオン]]の谷にある湖。

>「あれはドゥリンの石だ!」と、ギムリが叫びました。「ちょっとだけ寄り道をして、この谷間のふしぎを見ないでは、ゆかれませんが!」((『[[指輪物語]] [[旅の仲間]] 下』「六 ロスロリアン」 ケレド=ザラムに差し掛かった時のギムリの言葉。))

*** ドワーフの聖地 [#p3d765c4]

[[太陽の第一紀>第一紀]]以前、この湖の縁に[[ドゥリン一世>ドゥリン]]が立って、王位に就く幻影を見た。それが切っ掛けになって[[カザド=ドゥーム]]が作られたという。以来ケレド=ザラムは[[ドワーフ]]の聖地として崇拝され、これを記念する''ドゥリンの石''(Durin's Stone)という石の柱も、ドゥリンが初めて湖を覗いた場所に作られた(だが[[第三紀]]末には、ドゥリンの石は風雨にさらされてひび割れ、刻まれていた[[ルーン文字>キアス]]も見えなくなっていた)。
[[指輪の仲間]]が[[モリア]]を出た直後、[[ギムリ]]に誘われて、[[フロド>フロド・バギンズ]]もケレド=ザラムを見に行っている。そのときは昼間だったにもかかわらず、湖に映った風景には、周囲の山々に囲まれた星々が見えたという。さらに、水辺にかがむフロドたち自身の姿は見えなかった。
ギムリはこのときケレド=ザラムについて「ふたたびドゥリンの目覚める日までその冠の横たわるところ」と語っている。またギムリや[[ガラドリエル]]は、「ケレド=ザラムの水は暗く、[[キビル=ナーラ>銀筋川]]の泉は冷たい」と語っている。

>「ああ、美しくも妙なるケレド=ザラムよ!」と、ギムリがいいました。「ふたたびドゥリンの目覚める日までその冠の横たわるところ。いざさらば!」((同上。ケレド=ザラムを立ち去る時のギムリの言葉。))

*** 画像 [#y550c327]

&ref(ナンドゥヒリオン/nanduhirion.jpg,,25%,アラン・リー作画によるナンドゥヒリオンとケレド=ザラム);

** ゲーム『[[ロード・オブ・ザ・リングス オンライン]]』における設定 [#Lotro]

湖畔にはドゥリンの石があり、湖には常に星空が映っているのが再現されている。

&ref(ナンドゥヒリオン/ScreenShot00662.jpg,,10%,『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』における、ナンドゥヒリオンとケレド=ザラム);

** コメント [#Comment]

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