#author("2018-08-17T02:26:46+09:00","","")
#author("2024-03-04T21:43:11+09:00","","")
* グロンド [#vcfd6067]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[物・品の名前]]|
|~スペル|Grond|
|~その他の呼び名|冥界の槌、地下世界の鉄槌、地獄の鉄槌(Hammer of the Underworld)|
|~その他の呼び名|地獄の鉄槌、&ruby(めいかい){冥界};の槌、地下世界の鉄槌(Hammer of the Underworld)((最新版の訳で『指輪物語』『シルマリルの物語』ともに「地獄の鉄槌」に統一された。))|

** 解説 [#Explanation]

[[モルゴス]]が[[フィンゴルフィン]]との一騎打ちで使用した鉄槌。

>モルゴスは、地下世界の鉄槌グロンドを高々と振り上げ、雷光の如く打ち下ろした。フィンゴルフィンはひらりと身を躱し、グロンドは大地を劈いて大きな穴をあけた。そしてそこから煙と火が発した。((『[[シルマリルの物語]]』「ベレリアンドの滅亡とフィンゴルフィンの死のこと」))
>モルゴスは、地獄の鉄槌グロンドを高々と振り上げ、電光の如く打ち下ろした。フィンゴルフィンはひらりと身を&ruby(かわ){躱};し、グロンドは大地を&ruby(つんざ){劈};いて大きな穴を明けた。そしてそこから煙と火が発した。((『[[シルマリルの物語]]』「ベレリアンドの滅亡とフィンゴルフィンの死のこと」))

[[ペレンノール野の合戦]]で用いられた[[破城槌>グロンド(破城槌)]]の名はこの槌に由来する。
[[ペレンノール野の合戦]]で用いられた[[破城槌>グロンド(破城槌)]]の名はこの武器に由来する。

*** 武器として種類について [#s94cbc50]

グロンドは『[[指輪物語]]』『[[シルマリルの物語]]』の本文中で「冥界の槌、地下世界の鉄槌」の呼称が登場するが、両書の索引ではモルゴスのメイス([[Wikipedia:メイス]])と説明されている((『[[指輪物語]]』索引'Grond, Hammer of the Underworld, Morgoth's mace'))((『[[シルマリルの物語]]』索引「モルゴスの大鉄杖(The great mace of Morgoth)」))。『[[The Lost Road and Other Writings]]』の'''The Etymologies'''でも、グロンド(grond)は「棍棒(club)」の意味で、[[メルコ>モルゴス]]のメイス(Melko's mace)の名としている。
一方、『[[The Lays of Beleriand]]』の'''The Lay of Leithian'''ではメイスのようにグロンドを振るったとあり(('as huge aloft like mace he hurled / that hammer of the underworld, / Grond.'))、『[[The War of the Jewels]]』の'''The Grey Annals'''でもモルゴスは大槌のグロンドをメイスとして振るったとある(('Morgoth fought with a great hammer, Grond, that he wielded as a mace, and Fingolfin fought with Ringil.'))。

*** 画像 [#la1b06e3]

&ref(モルゴス/johnhowe FinglofinsChallenge.jpg,,30%,ジョン・ハウ作画によるフィンゴルフィンと戦うモルゴス); 

** コメント [#Comment]

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