#author("2019-03-24T02:56:20+09:00","","")
* エアルヌア [#wbd4c113]
#author("2023-08-14T18:05:51+09:00","","")
* エアルヌル [#wbd4c113]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[人名]]|
|~スペル|Eärnur|
|~異訳|エアルヌア|
|~種族|[[人間]]([[ドゥーネダイン]])|
|~性別|男|
|~生没年|[[第三紀]](1928)~†2050?(享年122)。在位2043~2050(7年間)|
|~生没年|[[第三紀]](1928)~†2050年(享年122)|
|~親|[[エアルニル二世]](父)|
|~配偶者|なし|
|~子|なし|

** 解説 [#Explanation]

|>|>|~[[ゴンドール]]の王|h
|CENTER:第32代&br;[[エアルニル二世]]&br;1945~2043|CENTER:第33代&br;''エアルヌア''&br;[[第三紀]]2043~2050|CENTER:'''王帰りますまで'''&br;[[統治権を持つ執政>執政#u6c07482]]による統治|
|~|~|CENTER:'''[[王国の再統一>再統一された王国]]'''&br;[[エレスサール>アラゴルン二世]]&br;3019~[[第四紀]]120|
|CENTER:第32代&br;[[エアルニル二世]]&br;1945~2043|CENTER:第33代&br;''エアルヌル''&br;[[第三紀]]2043~2050年(7年間)|CENTER:'''王還りますまで'''&br;[[統治権を持つ執政>執政#u6c07482]]による統治|

[[ゴンドール]]33代目にして(3019年に[[エレスサール王>アラゴルン二世]]が戴冠する以前の)最後の王。武芸にのみ喜びを見出す性格で、王というよりは闘士に見えたという剛勇の人物。だが、思慮分別においてはそれを持ち合わせた父[[エアルニル二世]]に似ていなかったという。
[[ゴンドール]]33代目にして、[[アナーリオン]]朝の最後の王。武芸にのみ喜びを見出す性格で、王というよりは闘士に見えたという剛勇の人物。だが、思慮分別においてはそれを持ち合わせた父の[[エアルニル二世]]に似ていなかったという。

戴冠前の[[第三紀]]1975年、[[アルセダイン]]([[アルノール]])を救援するための軍団の指揮を任され、父王[[エアルニル二世]]によって[[灰色港]]に派遣された。エアルヌアは、[[ネヌイアル]]湖と[[北連丘]]の間の平原で、[[フォルンオスト]]から出撃した[[アングマール]]の軍勢と戦い、勝利を収めた(フォルンオストの合戦)。
だが敵が全滅した時にアングマールの[[魔王]]が現れ、エアルヌアに襲い掛かった。この時エアルヌアの乗馬が恐慌状態に陥り、彼はこれを御しきれずに遠くへ運び去られてしまい、魔王からその様を笑われた。魔王はその場に現れた[[グロールフィンデル]]によって追い払われ、北方から姿を消したが、エアルヌアは魔王から受けた屈辱を忘れなかった。
[[第三紀]]1975年、父王エアルニル二世により[[北方王国]]を救援するべく海路で[[リンドン]]へ派遣され、[[フォルンオストの合戦]]において魔国[[アングマール]]を打ち倒した。だが敵軍が全滅した時、[[魔王]]その人が現れてエアルヌルに襲いかかった。エアルヌルは立ち向かおうとしたものの、乗っていた馬が恐慌状態に陥って彼を遠くに運び去ってしまい、魔王にその様を笑われた。魔王は[[グロルフィンデル]]によって追い払われたものの、エアルヌルはこの時の屈辱を忘れなかった。

2043年に父エアルニル二世が死に、エアルヌアがゴンドールの王位を継ぐと、[[ミナス・モルグル]]を根城とする魔王がエアルヌアを挑発して一騎打ちを申し込んできた。この時は[[執政]]の[[マルディル]]がエアルヌアを制止したが、その7年後の2050年に再び魔王から挑発されると、今度はマルディルもエアルヌアを止めることができなかった。エアルヌアは[[ゴンドールの王冠]]を父エアルニルの亡骸の膝の上に置いていき、それから僅かな騎士のみを引き連れてミナス・モルグルへ向かい、そのまま戻らず消息を絶った。ゴンドールではエアルヌアは敵の罠にかかり、ミナス・モルグルで責め苛まれて死んだと信じられた。((『[[シルマリルの物語]]』「力の指輪と第三紀のこと」によると、エアルヌアは[[魔王]]と一騎打ちで戦ったが、[[ナズグール]]に謀られ、生きたまま[[ミナス・モルグル]]に連れ込まれたという。))
2043年、父王の死によってエアルヌルがゴンドールの王位を継ぐと、魔王が'''北方の戦いでは自分の前に立つこともできなかったではないか'''と挑発して一騎打ちを申し込んできた。この時は[[執政]]の[[マルディル]]がエアルヌルを制止した。だが7年後に再び魔王が'''若年の頃の意気地のなさに今では老齢の弱気を加えている'''と嘲りを重ねると、今度はマルディルもエアルヌルを止めることはできなかった。エアルヌルは[[王冠>ゴンドールの王冠]]を父の亡骸の膝の上に置くと、僅かな供回りのみを連れて[[ミナス・モルグル]]に向かい、そのまま戻らなかった。ゴンドールではエアルヌルは敵の罠にかかり、責め苛まれて死んだと信じられた。

エアルヌアは妻を娶らず、子を残さなかった。さらに当時は既に王家の血を引く者がとても少なくなっており、純粋な血統の者や王位を主張できるほどの有力者が残っていなかった。なにより[[同族の争い]]のような、王位を巡っての内乱が再び起こることを恐れた[[ゴンドール人]]は、王位継承者を選出することを諦め、ゴンドールは[[マルディル]]と彼の子孫達の[[執政]]によって「王帰りますまで」治められることになった。
エアルヌルは妻を娶らず、子を残さなかった。すでに王位を主張できるだけの者は残っておらず、[[同族の争い]]の時のような内乱を恐れた[[ゴンドール人]]は王の選出を諦め、以来ゴンドールは[[執政]]によって「王還りますまで」統治されることになった。

** 『[[ロード・オブ・ザ・リングス オンライン]]』における設定 [#LotRO]

物語に関わる人物として名前が登場。詳細は[[ロード・オブ・ザ・リングス オンライン/あらすじ/Volume I. Shadows of Angmar]]を参照''(ネタバレあり)''。
物語に関わる人物として名前が登場。詳細は[[ロード・オブ・ザ・リングス オンライン/あらすじ]]を参照。

エアルヌルがミナス・モルグルに向かうのに付き従った従者として、Orolang、Macilnis、Calatúr、Silmahtarの名が出る。
&ref(ScreenShot_2020-01-14_204426_0.jpg,,10%,『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』におけるエアルヌル);

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