* イシルドゥア [#b49ae53a]
#author("2024-04-25T19:09:48+09:00","","")
* イシルドゥル [#b49ae53a]
#contents
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[人名]]|
|~スペル|Isildur|
|~異訳|イシルデュア|
|~その他の呼び名||
|~異訳|イシルデュア、イシルドゥア|
|~種族|[[人間]]([[ドゥーネダイン]])|
|~性別|男|
|~生没年|[[第二紀]]3209~†[[第三紀]]2(享年234)。在位第二紀3320~第三紀2(123年間)|
|~生没年|[[第二紀]]3209年~†[[第三紀]]2年(享年234)|
|~親|[[エレンディル]](父)|
|~兄弟|[[アナーリオン]](弟)|
|~配偶者|不明|
|~子|[[エレンドゥア>エレンドゥア(イシルドゥアの息子)]]、[[アラタン]]、[[キアヨン]]、[[ヴァランディル>ヴァランディル(イシルドゥアの息子)]](息子)|
|~配偶者|妻|
|~子|[[エレンドゥル>エレンドゥル(イシルドゥルの息子)]]、[[アラタン]]、[[キルヨン]]、[[ヴァランディル>ヴァランディル(イシルドゥルの息子)]](息子)|

** 解説 [#Explanation]

|>|>|~[[ゴンドール]]の王|h
|建国|CENTER:第2代&br;(エレンディルとの共同統治)&br;''イシルドゥア''&br;[[第二紀]]3320~[[第三紀]]2&br;[[アナーリオン]]&br;[[第二紀]]3320~3440|CENTER:第3代&br;[[メネルディル]]&br;2~158|
|~|CENTER:初代&br;[[エレンディル]]|~|
|建国|CENTER:第2代&br;(エレンディルとの共同統治)&br;''イシルドゥル''&br;[[第二紀]]3320年~[[第三紀]]2年(123年間)&br;[[アナーリオン]]&br;[[第二紀]]3320~3440|CENTER:第3代&br;[[メネルディル]]&br;2~158|
|~|CENTER:初代&br;[[エレンディル]]&br;[[第二紀]]3320~3441|~|

|>|>|~[[アルノール]]の王|h
|CENTER:初代&br;[[エレンディル]]&br;[[第二紀]]3320~3441|CENTER:第2代&br;''イシルドゥア''&br;3441~[[第三紀]]2|CENTER:第3代&br;[[ヴァランディル>ヴァランディル(イシルドゥアの息子)]]&br;10~249|
|CENTER:初代&br;[[エレンディル]]&br;[[第二紀]]3320~3441|CENTER:第2代&br;''イシルドゥル''&br;3441~[[第三紀]]2|CENTER:第3代&br;[[ヴァランディル>ヴァランディル(イシルドゥルの息子)]]&br;10~249|

[[エレンディル]]の長子で[[アナーリオン]]の兄。[[ヌーメノールの没落>アカルラベース]]を逃れた[[ドゥーネダイン]]であり、弟と共に[[ゴンドール]]を創建した初代の王。
父の[[ナルシル(折れたる剣)>アンドゥリル]]を使って[[サウロン]]の指を切断し、[[一つの指輪]]を奪い取った人物。
[[エレンディル]]の長子で[[アナーリオン]]の兄。[[ヌーメノール]]の没落を逃れた[[節士]]の指導者の一人であり、弟アナーリオンと共に[[ゴンドール]]を創建した事実上の初代の王。
父の[[ナルシル(折れたる剣)>アンドゥーリル]]を使って[[サウロン]]の指を切断し、[[一つの指輪]]を奪い取った人物。

*** ヌーメノールでのニムロス救出 [#t1d01e50]
*** ニムロスの救出 [#t1d01e50]

イシルドゥアは[[ヌーメノール]]にいる頃、祖父の[[アマンディル]]の話を聞いて、(当時ヌーメノールにいて[[アル=ファラゾーン]]に取り入っていた)[[サウロン]]に滅ぼされようとしていた[[ニムロス>ニムロス(植物)]]の実生を救おうと決意。イシルドゥアはただ一人で[[アルメネロス]]の王宮に忍び込み、ニムロスの実生を盗み出して、[[サウロン]]に雇われた木の番人に追われながらも逃げ延びた。彼は変装していたため正体はばれなかったが、番人より受けた傷によって長いこと臥せっていた。だがニムロスの実生が若木に成長すると回復する。後にニムロスは、[[ゴンドール]]の[[白の木]]となる。
イシルドゥルは[[ヌーメノール]]の[[節士]]の指導者である[[アマンディル]]の孫であった。

*** 中つ国への漂着と最後の同盟の戦い [#v752dc97]
当時ヌーメノールで影響力を増していた[[サウロン]]は、[[二つの木]]の光を記念するものである[[ニムロスの木>ニムロス(植物)]]を伐り倒すよう、執拗に王[[アル=ファラゾーン]]に勧めていた。
アマンディルから二つの木の物語を聞かされたイシルドゥルは、ニムロスを救おうと決意。[[アルメネロス]]の王宮に変装して忍び込むと、ニムロスの実を取って番人に襲われながらも逃げ延びた。彼は重傷を負ったが、救い出した実が芽吹き、最初の葉が開くにつれて回復した。
この直後にニムロスはサウロンの進言を容れたアル=ファラゾーンによって伐り倒されてしまったため、イシルドゥルはニムロスを救ったことになり、この一件は彼の名を高からしめる勲として後々まで記憶された。

イシルドゥアは[[エレンディル]]、[[アナーリオン]]らと共に[[ヌーメノール]]の没落から逃れ、[[忠実なる者]]たちとともに[[中つ国]]に漂着する。イシルドゥアとアナーリオンたちの船は[[ペラルギア]]に漂着し、彼らはその地にヌーメノール人の亡命者の国として、[[南方王国]][[ゴンドール]]を築き、弟の[[アナーリオン]]と共に統治した。[[オスギリアス]]には、イシルドゥアとアナーリオンの玉座が隣り合って置かれた(父エレンディルは、[[リンドン]]に漂着して[[北方王国]]の[[アルノール]]を築いた。当時のゴンドールの王権は、名目上は[[ドゥーネダイン]]の[[上級王]]たるエレンディルが、二人の息子に南方王国の統治を委ねた共同統治とされた)。
[[中つ国]]に植えられたニムロスの実生から生じたのが、[[ゴンドール]]の[[白の木]]である。

イシルドゥアは[[ミナス・イシル>ミナス・モルグル]]の城主となったが、ミナス・イシルが[[サウロン]]の攻撃を受けた時、イシルドゥアは白の木の実生を持って脱出。[[アナーリオン]]が[[オスギリアス]]と[[ミナス・アノール>ミナス・ティリス(ゴンドール)]]を防衛している間、イシルドゥアは北方[[アルノール]]の[[エレンディル]]の元に救援を求めに行った。またその前後、イシルドゥアは[[エレヒ]]にて、自分に忠誠を誓った山々の人間を、サウロンとの戦いに召集しようとする。だが彼らが、かつて崇拝していたサウロンと戦うことを拒むと、イシルドゥアは怒って彼らに呪いをかけた(彼らは後の[[死者の軍勢]]となる)。
[[最後の同盟]]が締結され、[[エレンディル]]と[[ギル=ガラド]]の軍勢の進軍が始まると、イシルドゥアは、妻と最年少の息子である[[ヴァランディル>ヴァランディル(イシルドゥアの息子)]]を[[裂け谷]]に残して、年長の息子たちとともに自らも戦いに参加。イシルドゥアは[[バラド=ドゥーア]]包囲戦にて、エレンディル、ギル=ガラドとサウロンが共に倒れるのを目撃する。この時イシルドゥアは折れた[[ナルシル]]の柄本で、サウロンの指を切り取って[[一つの指輪]]を奪った。
*** ゴンドールの創建王 [#e1395c5f]

*** 一つの指輪を自らのものにして、裏切られる [#sd1b16f0]
[[ヌーメノール]]が[[没落>世界の変わる日]]すると、[[節士派>節士]]は9隻の船で[[中つ国]]に逃れた。イシルドゥルが率いる3隻と、弟[[アナーリオン]]が率いる2隻の船は[[ペラルギル]]に近い大河[[アンドゥイン]]の河口に漂着。兄弟はアンドゥインを遡ったところに南方王国[[ゴンドール]]を築いた。
一方、4隻の船を率いた父[[エレンディル]]は[[北方王国]][[アルノール]]を築いた。アルノールとゴンドールは[[亡国の民の王国]]として一体のものだと見なされており、ゴンドールの王権は[[上級王]]たるエレンディルが二人の息子に南方王国の統治を委ねた共同統治とされた。兄弟の玉座は、[[オスギリアス]]の大宮殿に隣り合って置かれた。

イシルドゥアは一つの指輪に魅せられ、これを[[オロドルイン]]の[[滅びの罅裂]]に投じるべきだという[[エルロンド]]と[[キーアダン]]の意見を退け、戦死した父[[エレンディル]]と弟[[アナーリオン]]を購う戦利品として、自分の物にすると宣言する。
戦いが終わると、イシルドゥアは[[ミナス・アノール]]に亡弟アナーリオンを記念して白の木を植え、アナーリオンの息子[[メネルディル]]に[[ゴンドール]]の統治を委ねた。そして自分は、戦死したエレンディルの後を継いで[[アルノール]]を治めるため、北方に向かおうとした。(『[[終わらざりし物語]]』によれば、ゴンドールへ帰還したイシルドゥアは[[エレンディルミア]]を帯びて南北両王国の主権を宣言し、一年間ゴンドールに留まって国内を整え、[[エイレナイア>ハリフィリアン]]に父[[エレンディル]]の墓所を築いた。彼が北方へ向かったのは、一つの指輪が自分の手にあまる危険な物であることに気付いており、急ぎ[[裂け谷]]に助言を求めるつもりためだったという)
だがその旅の途中、[[あやめ野]]で[[オーク]]の残党に攻撃される。一つの指輪が敵を呼び寄せていることに気付いたイシルドゥアは、[[オホタール]]らに[[ナルシル]]の破片を預けて先に脱出させた。イシルドゥア自身は他の兵を集め、指輪を守って敵の包囲を破ろうとするが、その中で多くの護衛の兵士と、息子[[アラタン]]、[[キアヨン]]が死ぬか負傷する。追い詰められたイシルドゥアは、長子[[エレンドゥア>エレンドゥア(イシルドゥアの息子)]]の勧めにより、姿を消す一つの指輪の力を使い単身脱出を試みた。だが指輪は彼を裏切って[[アンドゥイン]]に抜け落ち、姿を隠せなくなったところをオークに射殺されて死んだ。
イシルドゥル自身は[[影の山脈]]の膝下にある[[ミナス・イシル]]を居城とした。そこには彼の船でヌーメノールから持ち来たった[[白の木]]が植えられた。
また[[エレヒ]]の丘には黒い石を据え、[[白の山脈>エレド・ニムライス]]の山中に暮らしていた[[山々の人間>死者の軍勢]]を配下に引き入れる。(だが後に山々の人間は召集に応えなかったため、イシルドゥルの呪いを受けて[[死者の軍勢]]となった)

イシルドゥアの遺体はついに発見されなかった。イシルドゥアを守って留まった中で唯一の生存者[[エステルモ]]の証言などから、イシルドゥアは指輪と共に大河に沈んだであろうとは推測されたが、その死の詳細は[[第四紀]]になるまでわからなかった。
『[[終わらざりし物語]]』によれば、[[エレスサール王>アラゴルン二世]]らが[[オルサンク]]を捜索した際に、イシルドゥアが最後まで身に着けていたはずの[[エレンディルミア]]などの装身具を発見している。一つの指輪を見いだすべく、密かにあやめ野を捜索した[[サルマン]]がイシルドゥアの遺骨を発見し、これを侮辱するために焼き捨てたのではないかと考えられている。
*** 最後の同盟の戦い [#ha4908c4]

しかし[[サウロン]]もまた[[ヌーメノールの没落>世界の変わる日]]を逃れて[[モルドール]]に帰還しており、[[ゴンドール]]は復活したサウロンの攻撃を受ける。
[[ミナス・イシル]]は陥落して[[白の木]]は焼かれたが、イシルドゥルは妻子と共に白の木の実生を携えて脱出し、[[アルノール]]の父[[エレンディル]]の許へ急を知らせに赴いた。

[[最後の同盟]]が結ばれると、[[裂け谷]]に妻と末子[[ヴァランディル>ヴァランディル(イシルドゥルの息子)]]を預けて同盟軍と共にモルドールへ進軍。[[ダゴルラド]]の戦いと[[バラド=ドゥール]]の包囲戦を生き延び、[[滅びの山]]の山腹で二人の上級王[[エレンディル]]と[[ギル=ガラド]]が[[サウロン]]と最後の戦いを行い、共に倒れるのを見届ける。イシルドゥルは倒れた父エレンディルの剣[[ナルシル]]の折れた柄元で、サウロンの指から[[一つの指輪]]を奪い取った。

共に戦いを見届けた[[エルロンド]]と[[キールダン]]は、指輪を滅びの山の火中に投ずることを勧めたが、イシルドゥルは戦いで死んだ父[[エレンディル]]と弟[[アナーリオン]]の「贖いの品」として、これを自分のものにすることを宣言した。

*** ゴンドールにおける戦後処理 [#y1656043]

父と弟が死んだため、イシルドゥルは[[アルノール]]と[[ゴンドール]]を統べる[[上級王]]となったことを宣言し、[[エレンディルミア]]を身につける。
イシルドゥルは弟[[アナーリオン]]を偲び、[[白の木]]を弟の居城であった[[ミナス・アノール]]に移植する。さらに父[[エレンディル]]の亡骸を[[ハリフィリアン]]に設けた墓所に葬った。
加えて、獲得した[[一つの指輪]]を王家重代の宝器として伝承するべく、その外見と銘文を記した[[巻物>イシルドゥルの巻物]]を製作する(だがこれはずっと後になって[[サルマン]]と[[ガンダルフ]]に発見されるまで忘れ去られた)。

これら戦後処理が終わると、イシルドゥルはゴンドールの統治を弟の息子[[メネルディル]]に委ね、自らは父の王国を継ぐべく北の[[アルノール]]に向けて旅立った。

*** あやめ野の凶事 [#ce6706b3]

一度は[[一つの指輪]]に魅せられてそれを自分のものにしたイシルドゥルだが、時と共にその存在が自分の中で大きなものとなり、もはや自分の意志では制御できないものになったことに気づくと、指輪を賢者達に委ねるべきであったと後悔する。そのため[[裂け谷]]で[[エルロンド]]の助言を乞うべく、北回りのルートで[[アルノール]]へ凱旋しようとした。

しかし一行は[[あやめ野]]で[[オーク]]の残党に襲撃される。
一つの指輪がオークの猛攻を招いていることに気づいたイシルドゥルは、一つの指輪を嵌めて単身脱出しようとしたが、[[アンドゥイン]]の河中で指輪は彼を裏切って指から抜け落ちる。そのため岸に上がったところをオークに発見されて射殺された。

イシルドゥルの亡骸は発見されず、彼が身に帯びていた[[エレンディルミア]]も失われた。
この凶事で彼の上の息子達[[エレンドゥル>エレンドゥル(イシルドゥルの息子)]]、[[アラタン]]、[[キルヨン]]も落命したため、[[北方王国]]アルノールは裂け谷に留まっていた末子で幼年の[[ヴァランディル>ヴァランディル(イシルドゥルの息子)]]が継ぐことになった。

*** イシルドゥルの遺体 [#q22cd57e]

[[第四紀]]になって[[エレッサール王>アラゴルン二世]]の一行が[[オルサンク]]を捜索した際、隠し部屋からイシルドゥルが最後に身に付けていたはずの[[エレンディルミア]]と、[[一つの指輪]]を収めて首にかけていた鎖つきの金の小箱が発見された。これは[[サルマン]]が一つの指輪を求めて[[あやめ野]]を捜索していて遺体と共に発見したものだと思われるが、遺体の方はサルマンがイシルドゥルを侮辱するために炉で焼き捨てたのではないかと考えられている。

*** 略歴 [#bf589a5a]

-[[第二紀]]3209年 生誕
-3219年 10歳。弟[[アナーリオン]]誕生
-3255年 46歳。[[アル=ファラゾーン]]即位
-3262年 53歳。[[サウロン]]が[[ヌーメノール]]へやってくる。この頃、[[白の木]]の実を救う
-3299年 90歳。息子[[エレンドゥア>エレンドゥア(イシルドゥアの息子)]]誕生
-3319年 110歳。[[ヌーメノール]]滅亡、[[忠実なる者]]達は9隻の船で逃れる
-3262年 53歳。[[サウロン]]が[[ヌーメノール]]へやってくる。この頃、[[ニムロス>ニムロス(植物)]]の実を救う
-3299年 90歳。息子[[エレンドゥル>エレンドゥル(イシルドゥルの息子)]]誕生
-3319年 110歳。[[ヌーメノール]]の没落、[[節士派>節士]]は9隻の船で逃れる
-3320年 111歳。アナーリオンと共に[[ゴンドール]]を創建(父は[[アルノール]]を創建)
-3339年 130歳。息子[[アラタン]]誕生
-3379年 170歳。息子[[キアヨン]]誕生
-3379年 170歳。息子[[キルヨン]]誕生
-3429年 220歳。[[モルドール]]と開戦。[[ミナス・イシル]]が陥落し、北方の父の許へ赴く
-3430年 221歳。息子[[ヴァランディル>ヴァランディル(イシルドゥアの息子)]]誕生。[[最後の同盟]]が結ばれる
-3434年 225歳。同盟軍[[霧ふり山脈]]を越え、[[ダゴルラド]]の合戦で勝利。[[バラド=ドゥア]]包囲戦始まる
-3430年 221歳。息子[[ヴァランディル>ヴァランディル(イシルドゥルの息子)]]誕生。[[最後の同盟]]が結ばれる
-3434年 225歳。同盟軍[[霧ふり山脈]]を越え、[[ダゴルラド]]の合戦で勝利。[[バラド=ドゥール]]包囲戦始まる
-3440年 231歳。アナーリオン討死
-3441年 232歳。[[ギル=ガラド]]、エレンディル、サウロンが倒れるのを目撃。[[折れたる剣]]でサウロンから[[一つの指輪]]を奪う
-[[第三紀]]2年 234歳。[[ミナス・アノール]]に白の木の苗を移植、ゴンドールを[[メネルディル]]に引渡し、自身は[[父の王国>アルノール]]を継ぐため北方へ去る。[[あやめ野]]の凶事
-[[第三紀]]2年 234歳。[[ミナス・アノール]]に[[白の木]]の苗を移植、ゴンドールを[[メネルディル]]に引き渡し、自身は[[父の王国>アルノール]]を継ぐため北方へ向かう。[[あやめ野]]の凶事

** 映画『[[ロード・オブ・ザ・リング]]』における設定 [#Lotrmovie]

#amazon(B0002ZGVOM)

|~俳優|ハリー・シンクレア(Harry Sinclair)|
|~日本語吹き替え|[[吉田裕秋]]|

人物像の描かれ方や、一つの指輪との関係などは大幅に省略されている。
字幕及び吹替での名前は『[[指輪物語]]』書籍[[新版]]に従い''イシルドゥア''。
人物像の描かれ方や、[[一つの指輪]]との関係などは大幅に省略されており、[[人間]]の弱さの象徴のような描かれ方になっている。

*** 画像 [#j325453b]

&ref(vlcsnap-00024.jpg,,25%,『ロード・オブ・ザ・リング』におけるイシルドゥル); &ref(vlcsnap-00013.jpg,,25%,『ロード・オブ・ザ・リング』におけるイシルドゥル);

*** グッズ [#d5a002e9]

#amazon(B0002ZGVOM)
#amazon(B01N13N0AI)
#amazon(B007M4KH9Q)
#amazon(B07XYTR8CQ)

** ドラマシリーズ『[[ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪]]』における設定 [#RoP]

|~俳優|[[マクシム・ボルドリー]]|
|~日本語吹き替え|[[德石勝大]]|

愛称はイシル(Isil)。ドラマオリジナルの設定として妹の[[エアリエン]]が登場。
父[[エレンディル]]も所属する、[[ヌーメノール]]の海洋警備隊(Sea Guard)の候補生(cadet)として訓練を受けているが、別の将来もあるのではと悩んでいる。
そのため海洋警備隊を自ら退学、その後ヌーメノール軍の中つ国遠征へと志願した。当初は選抜からはじかれたが、[[ケメン]]を救ったことを認められ遠征軍への参加が認められる。
だが[[オロドルイン]]噴火の被害を受け、[[モルドール]]で行方不明となった。

*** 画像 [#l7cf8766]

&ref(220728-isildur.jpg,,10%,『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』におけるイシルドゥル);

** ゲーム『[[ロード・オブ・ザ・リングス オンライン]]』における設定 [#LotRO]

プレイヤーが種族を[[上のエルフ]]に指定すると、チュートリアルで最後の同盟の戦いに参加するイシルドゥルに会うことができる。
また他の種族を選択しても、最後の同盟の戦いの回想マップにて遭遇することができる。

*** エピッククエスト [#t045c913]
[[あやめ野]]で死亡したイシルドゥルは遠征失敗の咎により霊となっており、忘我の状態であやめ野の川の娘に囚われていたが、プレイヤー、[[ガンダルフ]]、[[エルロンド]]に救助され、自分のことを思い出す。
イシルドゥルの遺体はオークに回収され、[[ミナス・モルグル]]に運ばれている。
奪還した遺体を[[裂け谷]]に届けると、咎から解放されたイシルドゥルはこの世を去った。


*** 四人の息子達 [#c1376703]
イシルドゥルにより最後の同盟の戦いのことが語られる、というかたちで、プレイヤーはバラド=ドゥール包囲戦に参加することができる。
ここでバラド=ドゥール包囲戦に参加する四人の息子達に会うことができるが、それぞれMeldaran、Meldaran、Vëamacil、Tárandilと名乗っている。
これは権利の問題([[エレンドゥル>エレンドゥル(イシルドゥルの息子)]]、[[アラタン]]、[[キルヨン]]の名は『[[終わらざりし物語]]』にのみ出ているため)と考えられるが、ゲーム内では上記は偽名で、本名は秘密にしているということになっている。
また、クエストを進めることで、Tárandilは養子であることが明かされる。

&ref(ScreenShot00697.jpg,,10%,『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』における、最後の同盟の戦いでのイシルドゥル); &ref(ScreenShot_2020-01-01_192747_0.jpg,,10%,『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』における、最後の同盟の戦いでのイシルドゥル); &ref(ScreenShot_2021-06-06_153745_0.jpg,,10%,『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』における、あやめ野でのイシルドゥルたち);


**ゲーム『[[シャドウ・オブ・ウォー]]』における設定 [#u818e611]

[[あやめ野]]で落命したあと、遺体は[[バラド=ドゥール]]へ運ばれる。そこでまだ自分の姿を取り戻していない[[サウロン]]に[[九つの指輪]]の一つを嵌められたことでイシルドゥルは蘇り、強制的に[[ナズグール]]にされた。
死んだ人間を亡霊として蘇らせる能力を持ち、主人公[[タリオン]]の前に立ちはだかるが、最後はバラド=ドゥールでの戦いに破れ、指輪による呪縛から解放された。

***備考 [#ze5d9e9e]

類似した設定として、[[ロード・オブ・ザ・リングス オンライン]]ではイシルドゥルと同じくゴンドール王である[[エアルヌル]]が幽鬼と化し、[[モルディリス]]の名を与えられている。また、[[ICE>Iron Crown Enterprises]]設定では魔王の正体は[[ヌーメノール]]の王子[[エル=ムーラゾール]]とされている。

** コメント [#Comment]

#pcomment(,,noname,,,,reply)
#pcomment(,,,,,,reply)