#author("2016-11-20T00:31:46+09:00","","")
-ゴンドールの王オンドヘアの息子については、[[ファラミア(オンドヘアの息子)]]を参照してください。
-ペレグリン・トゥックの息子ファラミアについては、[[ファラミア・トゥック]]を参照してください。
#author("2024-01-27T00:08:32+09:00;2023-11-22T22:31:47+09:00","","")
-ゴンドールの王オンドヘルの息子ファラミル(Faramir)については、[[ファラミル(オンドヘルの息子)]]を参照してください。
-ペレグリン・トゥックの息子ファラミル(Faramir)については、[[ファラミル・トゥック]]を参照してください。
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* ファラミア [#e99bf707]
* ファラミル [#e99bf707]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[人名]]|
|~スペル|Faramir|
|~その他の呼び名|ゴンドールの大将(Captain of Gondor) &br; [[白の塔]]の大将(Captain of the White Tower) &br; イシリアンの大公(Prince of Ithilien) &br; エミン・アルネンの領主(Lord of Emyn Arnen)|
|~異訳|ファラミア|
|~その他の呼び名|ゴンドールの大将(Captain of Gondor) &br; 白の塔の大将(Captain of the White Tower) &br; イシリエンの大公(Prince of Ithilien) &br; エミン・アルネンの領主(Lord of Emyn Arnen)|
|~種族|[[人間]]([[ドゥーネダイン]])|
|~性別|男|
|~生没年|[[第三紀]]2983~[[第四紀]]82(享年120)|
|~生没年|[[第三紀]]2983年~[[第四紀]]82年(享年120)|
|~親|[[デネソール二世]](父)、[[フィンドゥィラス>フィンドゥイラス(アドラヒルの娘)]](母)|
|~兄弟|[[ボロミア]](兄)|
|~配偶者|[[エオウィン]]|
|~兄弟|[[ボロミル]](兄)|
|~配偶者|[[エーオウィン]]|
|~子|[[エルボロン]](息子)|

** 解説 [#Explanation]

|>|>|~[[ゴンドール]]の[[統治権を持つ執政>執政#u6c07482]]|h
|CENTER:第26代&br;[[デネソール二世]]&br;2984~3019|CENTER:第27代&br;''ファラミア''&br;[[第三紀]]3019|CENTER:'''王の帰還'''&br;統治権の返上|
|CENTER:第26代&br;[[デネソール二世]]&br;2984~3019|CENTER:第27代&br;''ファラミル''&br;[[第三紀]]3019年3月15日~5月1日(46日間)|CENTER:'''王の帰還'''&br;統治権の返上|

|>|>|~[[ゴンドール]]の[[執政]]|h
|CENTER:先代&br;[[デネソール二世]]|CENTER:[[エレスサール>アラゴルン二世]]王の執政&br;''ファラミア''|CENTER:次代&br;不明&br;([[エルボロン]]?)|
[[ゴンドール]]の[[執政]][[デネソール二世]]の次子で、[[ボロミル]]の弟。

[[デネソール二世]]と[[フィンドゥイラス>フィンドゥイラス(アドラヒルの娘)]]の次男、[[ボロミア]]の弟。兄とは5歳違いになる。
物腰穏やかで伝承の学と詩歌を愛する聡明な人物。だが決して臆病ということはなく、戦いにおいて必要とあらば勇敢さを示した。控え目な性格のため、周囲の評価ではボロミルに比べて見劣りする面もあったが、国民からの信頼は厚く、ファラミル自身も決して兄を妬むことはなく、兄弟の間には強い信頼と愛情があった。しかし父のデネソールからは冷淡かつ過酷に接せられることが多く、内心ファラミルは父の愛情を求めていた。
[[西方の血>ドゥーネダイン]]が強く発現していたらしく、常人よりはるかに明敏な感覚を持ち、人の心を読み取ることができた。

>門番に話しかけながら、かれはしばらくの間誇りにみちたまじめな様子で立っていました。そのかれをじっと見つめていた[[ピピン>ペレグリン・トゥック]]は、かれがその兄の[[ボロミア]]にいかによく似通っているかに気づきました――ピピンは最初からボロミアのことが好きで、かの偉丈夫の威あって親切な態度に敬服していたのです。しかしファラミアに対しては突然かれの心はかつて覚えのない感動で奇体に動かされました。ここにいるのは、[[アラゴルン>アラゴルン二世]]が時として垣間見せる神秀高潔な風格を具えた人でした。もっともアラゴルンほど高貴な血統ではなく、かといってアラゴルンほどのうかがい知れない大きさや近づきがたさを感じさせませんが、後代に生まれた[[人間の王たち>ドゥーネダイン]]の一員でありながら、長上族、[[エルフ]]たちの智恵と悲しみをものぞかせるという人柄でした。[[ベレゴンド>ベレゴンド(バラノールの息子)]]が敬愛の念をこめてかれの名を口にした理由がかれには今わかりました。かれはたとえ[[黒い翼>恐るべき獣]]の影の下であろうと、人々がその後について行こうとする大将の器でした。ピピン自身だってその後について行くでしょう。((『[[指輪物語]] [[王の帰還]] 上』「四 ゴンドールの包囲」 ミナス・ティリスでピピンが目撃したファラミア))
>そのかれをじっと見つめていた[[ピピン>ペレグリン・トゥック]]はかれがその兄の[[ボロミル]]にいかによく&ruby(にかよ){似通};っているかに気づきました … しかしファラミルに対しては突然かれの心はかつて覚えのない感動で&ruby(きたい){奇体};に動かされました。ここにいるのは、[[アラゴルン>アラゴルン二世]]が時として&ruby(かいま){垣間};見せる神秀高潔な風格を&ruby(そな){具};えた人でした。もっともアラゴルンほど高貴な&ruby(ちすじ){血統};ではなく、かといってアラゴルンほどのうかがい知れない大きさや近づきがたさを感じさせませんが、&ruby(こうだい){後代};に生まれた[[人間の王たち>ドゥーネダイン]]の一員でありながら、長上族、[[エルフ]]たちの智恵と悲しみをものぞかせるという人柄でした。[[ベレゴンド>ベレゴンド(バラノールの息子)]]が敬愛の念をこめてかれの名を口にした理由がかれには今わかりました。かれはたとえ[[黒い翼>ナズグール]]の影の下であろうと、人々がその後について行こうとする大将の&ruby(うつわ){器};でした。ピピン自身だってその後について行くでしょう。((『[[王の帰還>指輪物語/王の帰還]]』「ゴンドールの包囲」 [[ピピン]]が初めて目にしたファラミルへの印象。))

兄とは異なる気質を持ち、物腰穏やかで伝承の学と音楽を愛したが、決して臆病ということはなく、戦いにおいて必要とあらば勇敢さを示した。控え目な性格のため、周囲の評価では兄に比べて見劣りする面もあったが、[[ゴンドール]]の民からの信頼は厚く、ファラミア自身も決して兄を妬むことはなく、兄弟の間には強い信頼と愛情があった。
父のデネソールは、兄のボロミアを誰よりも寵愛する一方で、ファラミアに対しては冷淡であった。ファラミアがかつて、[[ミナス・ティリス>ミナス・ティリス(ゴンドール)]]を訪れた[[ミスランディア(ガンダルフ)>ガンダルフ]]に親しみ、彼から多くのことを学んだことでも、デネソールの不興を買っていたようである。
*** 夢のお告げ [#v1692c97]

***ファラミアの見た夢 [#v1692c97]
[[指輪戦争]]が起こると、ファラミルは[[謎のお告げ>ボロミルの謎歌]]が出てくる夢を繰り返し見るようになる。一度は[[ボロミル]]も同じ夢を見たが、兄弟にはこの夢の言葉の意味がわからず、ただ[[デネソール>デネソール二世]]がお告げの中にある「イムラドリス」とは賢者[[エルロンド]]が住む北方の隠れ里の古称であることを教えてくれただけだった。
ファラミルは謎の答えを求めてイムラドリスを捜す旅に出ようとしたが、ボロミルがその危険な旅を買って出て、代わりに旅出った。

ファラミアは、父[[デネソール]]と同様に[[西方の血>ドゥーネダイン]]が強く発現していたらしく、常人よりはるかに明敏な感覚を持っており、遠方のことを見通し、人の心を読み取ることができた。
[[指輪戦争]]の前、ファラミアは謎のお告げが出てくる夢を繰り返し見る。
そのままボロミルは[[イムラドリス(裂け谷)>裂け谷]]で[[指輪の仲間]]の一員となったが、[[ゴンドール]]への帰還は果たせず、[[パルス・ガレン]]で命を落とした。この時、ファラミルは彼の吹き鳴らした[[角笛>ゴンドールの角笛]]の音を聞いたように思ったという。さらにその3日後の2月29日の夜半、[[アンドゥイン]]の岸辺でボロミルの亡骸を載せた[[小船]]が[[大海]]へ運び去られていくのに対面し、彼の死を悟る。

>[[折れたる剣>アンドゥリル]]を求めよ。 &br;  そは[[イムラドリス>裂け谷]]にあり。 &br; かしこにて助言を受くべし、 &br;  [[モルグル]]の呪魔より強き。 &br; かしこにて兆を見るべし、 &br;  滅びの日近くにありてふ。 &br; [[イシルドゥアの禍>一つの指輪]]は目覚め、 &br;  [[小さい人>ホビット]]ふるいたつべければ。((『 [[旅の仲間]]』[[エルロンドの会議]]でボロミアが報告した兄弟で同じものを見たという夢の言葉))
*** ゴンドールの大将 [#f76007bd]

一度はボロミアも同じ夢を見たが、彼らにはこの夢の意味がわからず、ただ、夢の意味について質問されたデネソールが、イムラドリスの存在を辛うじて知っていただけだった。ファラミアは謎の答えを求め、イムラドリス(裂け谷)を捜す旅に出ようとする。だがその旅路が不確かで危険に満ちているとして、イムラドリス捜索はボロミアが買って出た。
そのままボロミアは[[ゴンドール]]に帰らず、[[3019年>大いなる年#year3019]]2月26日に[[パルス・ガレン]]で命を落とした。この時、ファラミアは彼の吹き鳴らした[[角笛>ゴンドールの角笛]]の音を聞いたように思ったという。さらにその三日後の2月29日の夜半、[[大河]]の岸辺でボロミアの亡骸を載せた[[小船]]が[[大海]]へ運び去られていくのに対面し、彼の死を悟る。
[[ボロミル]]が戻らなかったため、ファラミルは[[オスギリアス]]および[[カイル・アンドロス]]を拠点に[[アンドゥイン]]の防衛を続けていた。

*** [[指輪戦争]]におけるファラミア [#g3e4f5f0]
[[3019年>大いなる年#year3019]]、ファラミルは[[モルドール]]の召集に応えて北上してくる[[ハラドリム]]の部隊を要撃するため、[[イシリエン]]に派遣される。そこでモルドールへ潜入する道を捜していた[[フロド・バギンズ]]と[[サムワイズ・ギャムジー]]に遭遇した。
ファラミルは彼らを[[ヘンネス・アンヌーン]]まで連行して取り調べたが、始終丁重に扱うなど高潔な人柄を示した。わけても[[一つの指輪]]の存在を知り、それをボロミルが欲したことに気付きながらも、一つの指輪の危険性を正しく認識してそれを目にすることも触れることも望まなかったことで、二人の信頼を勝ち得る。フロドの指輪滅却の任務を知ったファラミルは彼に協力し、死罪になるはずだった[[ゴクリ]]の命を助け、[[ミナス・ティリス>ミナス・ティリス(ゴンドール)]]へ連行する決まりになっていた三人を釈放すると、援助と祝福を与えて送り出した。

兄と共にファラミアはゴンドールの大将として、[[モルドール]]の脅威から母国を守っていた。だが[[3018年>大いなる年#year3018]]、不意にモルドールから送り出された大軍のために、[[イシリアン]]および[[オスギリアス]]の駐屯部隊は撤退を余儀なくされる。兄弟は橋を落とすことでかろうじて敵が西岸に渡ることは防いだものの、大河の東岸はほとんど敵の手に奪われてしまった。
ボロミアが裂け谷へと旅立った後、ファラミアは[[カイア・アンドロス]]および[[ヘンネス・アンヌーン]]を拠点に、イシリアンに唯一残った偵察隊([[イシリアンの野伏]])を指揮してモルドールへのゲリラ活動および大河の防衛を続けていた。
その後[[モルドール]]から暗闇が流出しはじめたことで開戦を悟ったファラミルは、父に事態を報告するために危険を冒して[[ナズグール]]の影の下を通り、ミナス・ティリスに戻った。
だが[[デネソール>デネソール二世]]はファラミルが独断でフロド達を釈放し、みすみす[[一つの指輪]]を敵地へ送り込んだことに激怒。帰還の翌日、デネソールが諸卿に[[オスギリアス]]の防衛を求めると、ファラミルは亡きボロミルの代わりとして、この過酷な要求を引き受ける。そのため休む間もなくオスギリアスへ出陣することになった。

[[3019年>大いなる年#year3019]]の3月7日、モルドールの召集に応えて北上してきた[[ハラドリム]]の部隊をイシリアンで攻撃していた際に、モルドールへ侵入する道を捜していた[[フロド・バギンズ]]と[[サムワイズ・ギャムジー]]に接触し、彼らを捕らえた。取り調べのため、彼らをヘンネス・アンヌーンまで連行したが、始終丁重に扱うなど高潔な人柄を示し、二人の信頼を勝ち得る。ファラミアはフロドが持つ[[一つの指輪]]のこと、それをボロミアが欲したことに気付いたが、一つの指輪の危険性を正しく認識してそれを目にすることも触れることも望まなかった。またこの時、フロドとサムにボロミアの死を伝えている。
フロドの指輪滅却の任務を知ったファラミアは彼に協力し、死罪になるはずだった[[ゴクリ]]の命を助け、[[ミナス・ティリス>ミナス・ティリス(ゴンドール)]]へ連行する決まりになっていた三人を釈放すると、食糧と助言、祝福を与えて送り出した。だがこのことが、後にデネソールの不興を買うことになる。
しかし奮戦も敵わず、モルドールの大軍はオスギリアスを奪取して[[アンドゥイン]]の渡河を開始。加えて飛来した[[ナズグール]]のもたらす恐怖のために部隊は潰走し、ファラミル自身も[[ハラドリム]]の矢を受けて高熱と昏睡状態となり、都に運び込まれる事態となる。
瀕死のファラミルを見てようやく息子への愛を自覚したデネソールだが、悲嘆と絶望のあまり狂気に陥るに至り、ファラミルともども焼身自殺を図った。デネソールは自殺を遂げたが、ファラミルは[[ベレゴンド>ベレゴンド(バラノールの息子)]]と[[ペレグリン・トゥック]]、そして[[ガンダルフ]]によって救出された。父の死によりファラミルは[[執政]]の職を受け継ぐ立場になったが、依然として意識は戻らないままであった。

3月9日、ファラミアはヘンネス・アンヌーンを放棄して部隊を連れ、[[カイア・アンドロス]]へ向かう。それから部隊をカイア・アンドロスと[[オスギリアス]]西岸の防備に分け、3月10日、自分は少数の部下と共に、報告のため一時[[ミナス・ティリス>ミナス・ティリス(ゴンドール)]]へと戻る。この時[[恐るべき獣]]に乗った[[ナズグール]]の襲撃を受けるが、[[白のガンダルフ>ガンダルフ]]に救出され、ミナス・ティリスへとたどり着いた。
ファラミアはそこで[[ペレグリン・トゥック]]を目撃し、「[[小さい人]]」がここにもいることに驚く。それからファラミアはデネソールとガンダルフに、イシリアンでの戦い、カイア・アンドロスとオスギリアスの状況、そしてフロドたちとの遭遇について報告した。
*** 最後の統治権を持つ執政 [#bd3580eb]

翌11日、デネソールが、ゴンドールの諸卿にオスギリアス西岸防衛を求めると、ファラミアは亡きボロミアの代わりとして勤めを果たそうと、この苛酷な要求を引き受ける。だが、モルドールの大軍による攻撃によって部隊は敗北し、敵のアンドゥイン渡河を許してしまう。ファラミアは[[ランマス・エホール]]まで後退しながら部隊を立て直そうとするが、[[ナズグール]]および[[恐るべき獣]]がもたらす恐怖によって部隊は潰走状態となり、ファラミア自身も負傷し[[黒の息]]に冒された状態で、かろうじて[[イムラヒル]]らの部隊に救出され、ミナス・ティリスに帰還した([[ペレンノール野の合戦]])。
高熱と昏睡状態に陥ったファラミアを目にしてデネソールは絶望し、彼と共に焼身自殺を図ろうとする。だがファラミアは、[[近衛兵>城塞の近衛部隊]]の[[ベレゴンド>ベレゴンド(バラノールの息子)]]と[[ペレグリン・トゥック]]によって救出され、[[ペレンノール野の合戦]]後に、[[アラゴルン二世]]の手によって黒の息から癒された。その一瞬、アラゴルンを王と認め、忠誠を誓った。
ファラミルは長く[[ナズグール]]の影の下にいたために[[黒の息]]に冒されており、意識が戻らないのはその影響によるものであった。
[[療病院]]に運ばれたファラミルは、そこで[[アラゴルン二世]]の[[アセラス]]を用いた治療を受け、意識を呼び戻される。その時アラゴルンを認めたファラミルは、彼を王と認め、忠誠を誓った。
そのまま療病院に留まっていたファラミルは、そこで同じく黒の息から救われた[[エーオウィン]]に出会い、彼女に惹かれるようになる。ファラミルは生きる望みを失っていたエーオウィンに希望を与え、二人は愛し合うようになった。そうして二人は共に[[サウロン]]の没落を迎える。

*** 指輪戦争後 [#w2cba7df]
統治権を持つ[[執政]]としてファラミルが行った最後にして唯一の職務は、王の帰還を受け入れることであった。
[[ミナス・ティリス>ミナス・ティリス(ゴンドール)]]の大門の前で執り行われた[[エレッサール王>アラゴルン二世]]の戴冠式を司ったファラミルは、エレッサール王によって改めて執政に任じられた。

ファラミアは、[[黒門の戦い]]には参加せず、ミナス・ティリスの[[療病院]]に留まって療養を続けていたが、そこで同じく黒の息に冒されてアラゴルンに癒されていた[[ローハン]]の[[エオウィン]]と出会い、彼女に魅かれるようになる。ファラミアは生きる望みを失っていたエオウィンに希望を与え、後に彼女と結婚した。
[[一つの指輪]]が破壊されると、ファラミアは[[デネソール二世]]の死を受け、[[執政]]として[[ミナス・ティリス>ミナス・ティリス(ゴンドール)]]の大門前で執り行われた[[エレスサール王>アラゴルン二世]]の戴冠式を司る。その戴冠式でエレスサール王によって改めて執政に任じられた。またエレスサール王による[[ベレゴンド>ベレゴンド(バラノールの息子)]]の裁きの場で、ファラミアは[[イシリアン]]を領国(princedom)とする大公に封ぜられた。
その後ファラミアはエレスサール王の命で、父祖代々の所領であった[[エミン・アルネン]]に住まった。エオウィンとの間に生まれた息子の名は[[エルボロン]]、孫の名は[[バラヒア>バラヒア(ファラミアの孫)]]であり、ファラミアは[[第四紀]]82年に120歳で没したという。
*** イシリエンの大公 [#i2a18c3f]

*** 画像 [#j1fe6157]
[[エレッサール王>アラゴルン二世]]は、執政ファラミルを[[イシリエン]]を治める''イシリエンの大公''に封じ、[[執政家]]の父祖の地である[[エミン・アルネン]]に住まうようにした。
ファラミルは[[エーオウィン]]と結婚し、息子の[[エルボロン]]を儲けたという。孫の名は[[バラヒル>バラヒル(ファラミルの孫)]]。

&ref(ScreenShot00696.jpg,,10%,『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』におけるファラミア);
*** 略歴 [#c1dbf1b0]

-2983年 生誕。
-2988年 5歳。母[[フィンドゥィラス>フィンドゥイラス(アドラヒルの娘)]]逝去。
-3000年 17歳。[[モルドール]]の影伸びる。
-3017年 34歳。[[ガンダルフ]]、[[ミナス・ティリス>ミナス・ティリス(ゴンドール)]]を訪れる。彼に師事する。
-3018年 35歳。[[大いなる年]]。6月、[[オスギリアス]]攻撃される。[[夢のお告げ>ボロミルの謎歌]]を受ける。7月、[[ボロミル]]が[[裂け谷]]を求めて旅立つ。
-3019年 36歳。[[大いなる年]]。2月、ボロミルの[[葬送の舟>小船]]を見送る。3月、[[イシリエン]]に派遣され、[[フロド>フロド・バギンズ]]達に出会う。負傷し、[[黒の息]]に冒されるが[[アラゴルン>アラゴルン二世]]に癒やされる。[[エーオウィン]]を見初める。[[サウロン]]の没落。5月、王の帰還。
-[[第四紀]]82年 120歳。没する。

** 映画『[[ロード・オブ・ザ・リング]]』における設定 [#Lotrmovie]

|~俳優|[[デヴィッド・ウェンハム]]|
|~日本語吹き替え|[[宮本充]]|
#amazon(B01GPBWSGQ)
『[[二つの塔]]』にて[[フロド・バギンズ]]の持つ[[一つの指輪]]のことに気がついたファラミアは、フロドと[[サムワイズ・ギャムジー]]、[[ゴラム>ゴクリ]]をミナス・ティリスに連れて行くため、[[オスギリアス]]まで連行する。だが、[[ナズグール]]を前にしたフロドの行動を見て一つの指輪の魔力とその危険さを思い知り、フロド達を解放する。
『[[王の帰還]]』原作では、[[オスギリアス]]からの撤退戦で負傷している。一方映画では[[デネソール二世]]の命で、オスギリアス奪回のため無謀な突撃を行って負傷、部隊の中で唯一生き残り、自分の馬に引きずられながらかろうじて[[ミナス・ティリス>ミナス・ティリス(ゴンドール)]]に戻ってくるという形にアレンジされている。
[[エクステンデッド・エディション]]では、ミナス・ティリスにおいて[[ピピン>ペレグリン・トゥック]]に与えられた鎧は、ファラミアが子供のころ使っていた物だったという設定が追加。

[[エオウィン]]との恋愛の話はカットされたが、『エクステンデッド・エディション』に、[[療病院]]でわずかに見詰め合う二人と城壁の上で会話するシーンが登場。
字幕及び吹替での名前は『[[指輪物語]]』書籍[[新版]]に従い''ファラミア''。
『[[二つの塔>指輪物語/二つの塔]]』にて[[フロド・バギンズ]]の持つ[[一つの指輪]]のことに気がついたファラミルは、フロドと[[サムワイズ・ギャムジー]]、[[ゴラム>ゴクリ]]を[[ミナス・ティリス>ミナス・ティリス(ゴンドール)]]に連れて行くため、[[オスギリアス]]まで連行する。だが、[[ナズグール]]を前にしたフロドの行動を見て一つの指輪の魔力とその危険さを思い知り、フロド達を解放する。
『[[王の帰還>指輪物語/王の帰還]]』原作では、[[オスギリアス]]からの撤退戦で負傷している。一方映画では[[デネソール>デネソール二世]]の命で、オスギリアス奪回のため無謀な突撃を行って負傷、部隊の中で唯一生き残り、自分の馬に引きずられながらかろうじて[[ミナス・ティリス>ミナス・ティリス(ゴンドール)]]に戻ってくるという形にアレンジされている。
『[[エクステンデッド・エディション]]』の追加シーンでは、ミナス・ティリスにおいて[[ピピン>ペレグリン・トゥック]]に与えられた[[城塞の衛兵>城塞の近衛部隊]]の鎧は、ファラミルが子供のころ使っていた物だったと自ら語る。

[[エーオウィン]]との恋愛の話はカットされたが、『エクステンデッド・エディション』には[[療病院]]でわずかに見詰め合う二人と城壁の上で会話するシーンが追加されている。

ファラミルの副官として、[[マドリル]]という人物が設定されている。

*** 画像 [#le373f85]

&ref(vlcsnap-00037.jpg,,25%,『ロード・オブ・ザ・リング』におけるファラミル);

*** グッズ [#ibea712d]

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** ゲーム『[[ロード・オブ・ザ・リングス オンライン]]』における設定 [#LotRO]

&ref(ScreenShot00696.jpg,,10%,『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』におけるファラミル); &ref(ScreenShot01089.jpg,,10%,『ロード・オブ・ザ・リングス オンライン』における執政ファラミル);

** コメント [#Comment]

#pcomment(,,noname,,,,reply)
#pcomment(,,,,,,reply)