#author("2024-01-05T20:27:03+09:00","","")
* &ruby(めいおう){冥王}; [#a20431b5]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[言葉・単語]]|
|~スペル|Dark Lord|
|~異訳|暗黒の王|

** 解説 [#Explanation]

[[第一紀]]には[[モルゴス]]を、[[第二紀]]以降は[[サウロン]]を指す言葉。それぞれの詳細は各項目を参照。
“冥”は「暗い」の意、つまり''暗黒の王''のこと。[[オーク]]や[[トロル]]といった闇の勢力を従えて[[中つ国]]に暗闇を広げる者。
[[第一紀]]には''[[モルゴス]]''を、[[第二紀]]以降は''[[サウロン]]''を指す。それぞれの詳細は各項目を参照。

光を手に入れることができなかった[[メルコール(モルゴス)>モルゴス]]は、代わりに暗闇に下ってそれを支配するようになり、悪行を為すに当たって最もよくそれを用いたため「冥王(Dark Lord)」の名で呼ばれるようになった。
モルゴスに結びつくものとなった暗闇は、ほとんどの[[自由の民]]にとって恐怖の対象となり、悪や死と混同されるようになった。本来は[[イルーヴァタール]]の賜物であった死を[[人間]]が恐れるのも、モルゴスが自身の暗闇と混同させ、そうなるように仕向けたためである。[[ヴァラール]]と出会う以前の[[エルフ]]もまたモルゴスの暗闇に脅かされていた。
モルゴスの没落後は、主人の所業を引き継いだ[[サウロン]]が、冥王の名で呼ばれるようになった。
[[モルゴス]]は初め光を欲したが、それを独占できなかったため、代わりに暗闇に下ってそれを支配するようになった。モルゴスが悪を為すに当たって最もよく用いたのが暗闇であり、モルゴスに結びつくものとなった暗闇はほとんどの命ある者にとって甚だしい恐怖の対象となった。そのため彼は冥王と呼ばれた。
[[エルフ]]は[[中つ国]]に生まれた当初、モルゴスの投ずる暗闇に脅かされていたが、[[ヴァラール]]によって救出された。以後、エルフには中つ国を去って[[アマン]]へ渡ることが許されている。
[[人間]]もまたモルゴスの投じた暗闇に脅かされている。本来は[[イルーヴァタール]]の賜物である[[死すべき運命]]を人間が恐れるのは、モルゴスが死を自らの支配する暗闇と混同させて不安で恐ろしいことのように思わせたからである。
モルゴスの没落後、[[サウロン]]がその所業を引き継いで冥王と呼ばれた。

[[第一紀]]末にモルゴスは虚空へ追放されたが、[[中つ国]]は依然としてモルゴスの暗闇に覆われており、その影響から完全に自由にはなっていない。
なお[[魔王(Witch-king)>魔王]]と混同されることがあるが別。

なお[[魔王(Witch King)>魔王]]と混同されることがあるが別。

** コメント [#Comment]

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