* マルローン [#we8ac134]
** 概要 [#o77663db]

|~カテゴリー|植物|
|~スペル|mallorn((複数形メルリルン(mellyrn) ))|
|~その他の呼び名|マリノルネ(marinornë)|

** 解説 [#z9254311]

[[ロスローリエン]]に生えていた、金色の葉を付ける木。
かつて、[[ヌーメノール]]の西部の[[エルダンナ]]の付近に生えていた、マリノルネと呼ばれる黄金色の木があった([[クウェンヤ]]での呼び名)。その木の実を[[タル=アルダリオン]]が[[ギル=ガラド]]に贈り、さらにその一部を[[ガラドリエル]]が受け取って、ローリエンに植え、彼女の力によって成長したものがローリエンのマルローンである。
またこの木の実は[[サムワイズ>サムワイズ・ギャムジー]]に与えられた。この木の実は[[ホビット庄]]に持ち帰られ、[[シャーキー]]の手下によって切り倒された[[ビルボ>ビルボ・バギンズ]]の誕生祝いの木の代わりに植えられて成長し、遠方から人々が見物に来るほど見事な木となった。ホビット庄のマルローン樹は、[[大海]]より東、[[霧ふり山脈]]より西にある唯一のマルローン樹であった。
[[ロスローリエン]]に生えていた木。春には金色の花と緑の葉を、秋になると同じく金色に変わり、新しい葉が芽吹くまでは落ちることのない葉をつけ、銀色の樹皮をもった美しい樹木。[[カラス・ガラゾン]]はこの木のまわりに作られていた。

マルローンはかつて、[[ヌーメノール]]の西部の[[エルダンナ]]の付近にも生えており、[[クウェンヤ]]の名であるマリノルネと呼ばれていた。
『[[終わらざりし物語]]』にある一説によると、その木の実を[[タル=アルダリオン]]が[[ギル=ガラド]]に贈り、さらにその一部を[[ガラドリエル]]が受け取ってローリエンに植え、彼女の力によって成長したものがローリエンのマルローンであるとされる。((だが『[[指輪物語]]』本編ではガラドリエルがローリエンに入る以前から、この地は「ラウレリンドレナン」や「ローリナンド」といった「歌う黄金の谷間」の意である地名で呼ばれていたとされており、ローリエンのエルフたちの言動からも、マルローン樹がガラドリエルによって育まれたものであるとは想像しがたい))

またこの木の実は、祝福の込められたガラドリエルの庭の土と共に[[サムワイズ・ギャムジー]]に与えられた。木の実は[[ホビット庄]]に持ち帰られ、[[シャーキー]]の手下によって切り倒された[[誕生祝いの原]]の木の代わりに植えられて成長し、遠方から人々が見物に来るほど見事な木となった。ホビット庄のマルローン樹は、[[大海]]より東、[[霧ふり山脈]]より西にある唯一のマルローン樹となった。

** コメント [#ma38fe33]
- でもエレスサール王が「ホビット庄には、小さい人以外は入っていけない」という勅命を後に出したので、他の種族は見物に来られなくなったのでは。だけどせめて東西の街道だけは通行が可能でないと、エレド・ルインからブリーまでの移動にかなり迂回が必要となりそうだ。そのためもしかしたらマルローン樹のところだけは例外にされていたのかも。 --  &new{2007-10-29 (月) 16:09:09};

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