* &ruby(ほろ){滅};びの&ruby(やま){山}; [#v9e40a9c]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[地名]]|
|~スペル|Mount Doom|
|~その他の呼び名|&ruby(ひ){火};の&ruby(やま){山};(Mountain of Fire) &br; オロドルイン(Orodruin) &br; アモン・アマルス(Amon Amarth)|

** 解説 [#Explanation]

[[モルドール]]北西部にある火山であり、[[サウロン]]の王国の心臓部。[[フロド・バギンズ]]達が[[一つの指輪]]を破壊するために向かった目的地。この真東に[[バラド=ドゥーア]]がある。
かつては「燃えさかる炎の山」の意である''オロドルイン''と呼ばれていた。だが、[[ヌーメノール]]の没落を逃れたサウロンがモルドールで勢力を再建した時、この山が再び噴火する。サウロンが戻ってきたこと知った人々は、この山を[[シンダール語]]で''アモン・アマルス''、[[共通語]]で''滅びの山''と呼ぶようになった。

>それは灰と燃えかすと焼けた石の巨大な塊であり、そこから切り立った山腹の円錐形の火山が雲の中に聳えていました。(中略)
>でこぼこしてまとまりのない肩部を見せた巨大な基体は、平地から多分三千フィートぐらいの高さかと思われます。そしてさらにその上をぎざぎざの噴火口のついたとてつもなく大きな乾燥かまどか煙突のように、中心となる高い火山錐が、基体の半分ほどの高さに聳え立っていました。((『[[指輪物語]] [[王の帰還]] 下』「三 滅びの山」))

[[第二紀]]1000年頃、サウロンはこの山のあるモルドールを拠点地として定め、その火を妖術や鍛造に利用した。この山の中腹に[[滅びの罅裂]]がある「火の室」[[サンマス・ナウア]]があり、そこでサウロンは第二紀1600年頃、[[一つの指輪]]を完成させた。
[[最後の同盟]]の戦いでは3441年、滅びの山の山腹で最後の戦闘が行われ、[[ギル=ガラド]]と[[エレンディル]]が死に、[[サウロン]]も倒されて、[[イシルドゥア]]が一つの指輪を奪った。
[[第三紀]]2954年に噴火したときには、[[イシリアン]]に留まっていた最後の住人が避難した。[[指輪戦争]]でサウロンはこの山の噴煙を東風に乗せて送り出し、[[ゴンドール]]や[[ローハン]]などの西方諸国を暗闇で覆った(曙光のない朝)。だがこの噴煙は[[ペレンノール野の合戦]]の最中に西風に吹き払われた。

*** 地形 [#ke46fdc0]

[[バラド=ドゥーア]]から滅びの山までは、''[[サウロン]]の道路''(Sauron's Road)が築かれている。
道路はバラド=ドゥーアの西門を出発して峡谷にかかった鉄の橋を渡り、やがてまっすぐ滅びの山の東面に通じる長い坂の土手道を通り、そこから山の斜面を時計回りに巡って、最後はバラド=ドゥーアの窓と向かい合うかたちで東の山腹に穿たれた[[サンマス・ナウア]]の入口に達している。山道は滅びの山の火山活動によって時折破壊されたり塞がれたりしたが、[[オーク]]によって絶えず補修されるようになっていた。

** コメント [#Comment]

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