* バーリマン・バタバー [#i99efb8d]
** 概要 [#Summary]

|~カテゴリー|[[人名]]|
|~スペル|Barliman Butterbur|
|~その他の呼び名|大麦じいさん(old Barley)|
|~種族|[[人間]]|
|~性別|男|
|~生没年|不明|
|~親|不明|
|~兄弟|不明|
|~配偶者|不明|
|~子|不明|

** 解説 [#Explanation]

名前は、大麦(barley)と男(man)をあわせて綴りを少し変えたもので、butterburは蕗を表す。そのため大麦じいさんとも呼ばれる。
[[ブリー村]]の宿である[[躍る小馬亭]]の亭主で、彼の家系は記録にも残らないほど昔から代々この宿屋を経営していた。
以前からの[[ガンダルフ]]の友人で、[[トム・ボンバディル]]とも交友があるようである。人当たりは良いが、お喋りでせわしなく忘れっぽい。[[フロド・バギンズ]]が[[ホビット庄]]を出発する前、[[ガンダルフ]]からフロドにあてた手紙を預かっていたが、フロドに渡すのをずっと忘れており、[[フロド]]達が客として躍る小馬亭に立ち寄った時にようやく思い出してフロドに渡している。
また、フロドたちが[[ゴンドール]]から[[ホビット庄]]への帰りの旅の途中で再び躍る小馬亭に立ち寄った時には、フロドたちが旅立って以降の[[ブリー村]]周辺の近況について語り、[[馳夫]]が王になったと聞かされて仰天している。
[[ブリー村]]の古旅籠である[[躍る小馬亭]]の亭主で、彼の家系は記録にも残らないほど昔から代々この宿屋を経営していた。
名のBarlimanは、大麦(barley)と男(man)をあわせて綴りを少し変えたもので、性のButterburは蕗を表す。そのため大麦じいさんとも呼ばれる。
以前からの[[ガンダルフ]]の友人で、[[トム・ボンバディル]]とも交友があるようである。人当たりが良くおしゃべりで、[[ブリー郷]]の住人としては高い眼力を持っているが、日々の雑事にせわしなく忘れっぽい。

>フロドはどんどん中にはいって行って、危うくはげ頭であから顔の背の低い肥った男にぶつかりそうになりました。かれは白いエプロンをつけ、なみなみとビールのはいったジョッキを満載した盆を持って、部屋から部屋へ忙しそうに走り回っていました。 ……&br;「へい、よくおつきで、小せえ旦那がた!」かれはそういって体を屈めました。「ご用を承りますで。」&br;「四人泊まりたいのです。それからできれば小馬を五頭厩につないでもらいたいのだが。あなたがバタバーさんですか?」&br;「さいでごぜえます! バーリマンちうのが名前でして。バーリマン・バタバーになんなりとご用命くだせえまし! …… 」((『[[指輪物語]] [[旅の仲間]]』「九 躍る小馬亭で」))

バタバーは[[大いなる年]]の6月に、宿を訪れたガンダルフから[[ホビット庄]]の[[フロド・バギンズ]]に宛てた至急の手紙を預かっていた。だがバタバーは雑事に追われてフロドに手紙を送るのをすっかり忘れてしまい、結局手紙は9月になって、フロドら一行が[[躍る小馬亭]]に立ち寄った時に手渡された。
この失態に困り果てたバタバーはできる限りフロド達の手助けをすることを約束し、フロドの本名を秘密にして、また宿の者と夜番の警備をすることを申し出た。宿が[[黒の乗手]]に襲撃された上、厩につないでいた客達の馬がすべて逃がされてしまったことが判った後も、彼はフロド達のために大枚をはたいて小馬の[[ビル]]を購入してくれている。

また、バタバー自身は[[馳夫]]のことを快く思っていなかったが、フロドに彼を紹介し、彼がフロド一行と共に旅立ったのを見届けた。バタバーが手紙を渡すのを忘れていたことに怒っていた[[ガンダルフ]]が宿に来た時は、バタバーはわけ知らず馳夫がフロドと同行したことを告げ、ガンダルフを大いに安心させた。そのため、喜んだガンダルフから小馬亭のビールが七年間とびきり上等に出来上がる魔法をかけてもらっている。

翌年にガンダルフとフロド達が[[ゴンドール]]から[[ホビット庄]]へ帰還する途中、再び[[躍る小馬亭]]に立ち寄った時には相変わらずの早口と親切さで彼らを出迎え、しばらく物騒になっていた[[ブリー郷]]の状況を嘆いて語った。その時にフロド達から、馳夫が[[王>アラゴルン二世]]になったと聞かされて仰天している。

** 映画『[[ロード・オブ・ザ・リング]]』における設定 [#Lotrmovie]

|~俳優|[[デビッド・ウェスリー]]|
|~日本語吹き替え|[[緒方賢一]]|

[[フロド]]達が[[躍る小馬亭]]を訪れた時に彼らを出迎えるシーンと、集会所で[[ストライダー]]のことをフロドに教えるシーンでわずかに登場するのみ。

** コメント [#Comment]

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