ヘラルドの、「田中明子氏ほかのご意見を参考に」がどれだけ信用できるかは全く見えない。信じるなとは言い切れないが、しかし信じたらまたとんでもないものを掴まされる可能性は残っている。
だが一つの事は言える。吹き替え版翻訳者の平田勝茂氏は信頼できる。勿論翻訳でミスが起こる可能性はあるが、「翻訳方針」は間違いなく信頼できる。劇場公開当時の「旅の仲間」吹き替えを見れば明らかだ。従って可能であるなら、是非吹き替え版を見るべきだと。
私は字幕というものは、映画館の音響やスクリーンと同じものだと思っている。監督の意図を正確に伝えればよい。余計なことはしなくても良い。
音響がヘボかったりスクリーンが見にくかったりする映画館はたくさんあるが、そういうところは映画を見る人間が自分で避け、良いところを選ぶことが出来る。だが、字幕ではそういう事が出来ない。そのため「抗議運動」などという(比較的)消極的な運動しかできないでいる。
せめて、この事実を多くの人が知ってくれればと願いつつ。それが字幕の付く全ての日本で公開される映画の質に繋がるのだから。