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原作/原案・押井守、作画・今敏によってコミックが連載されたが未完に終わり、押井守が小説として発表することを計画している『セラフィム 2億6661万3336の翼』について

コミックナタリー - 今敏の未完作品「セラフィム」押井守による小説版刊行決定

押井守原作・原案、今敏作画として連載開始されたものの未完に終わり、昨年12月に今敏追悼記念として未完状態のままで単行本が発売されたコミック『セラフィム 2億6661万3336の翼』ですが、2012年春の刊行を目指し、押井氏が小説として執筆することになったそうです。COMICリュウ3月号には別冊付録で、小説版のプロローグ「三賢者礼拝篇」を封入しているとのこと。

『セラフィム』はもともと押井氏と今氏の方針の食い違いが発端となって連載が中断したこと、押井氏は『G.R.M.』に『セラフィム』の設定を流用するつもりでいたことを考えると、どういう小説になるか非常に興味深いところです。

未完の『セラフィム 2億6661万3336の翼』単行本 12月に発売
『セラフィム 2億6661万3336の翼』単行本について

『セラフィム 2億6661万3336の翼』の単行本が手元に届いたので、それについての詳細。

未完の『セラフィム 2億6661万3336の翼』単行本 12月に発売と書いたばかりですが、同コミックの『限定版』も発売されるとのことです。徳間書店に問い合わせたところ『限定版』では、今敏監督の追悼本という形の小冊子が付属され、氷川竜介氏による今敏監督の解説、過去に「アニメージュ」に掲載された今敏インタビューの再録、また今氏と縁のあった方のインタビューが収録される予定だそうです(まだ誰のインタビューが収録されるかは未定とのこと)。

なおamazonの表記では、限定版の発売日が12月4日、通常版が12月13日と、限定版の方が早くなっています。

COMICリュウ12月号にて発売を予告された、押井守原作・原案、今敏作画のコミック『セラフィム 2億6661万3336の翼』の発売日が12月になったようで、amazonでは既に予約を受け付けています(現在徳間書店のサイトに情報なし)。

幻覚を見るようになり、背中が変形して羽のようなこぶが生えてくる「天使病」と呼ばれる奇病が、21世紀初頭のユーラシア大陸で流行。この奇病の原因を突き止めるため、二人の男と一人の少女、そして一匹の犬がタクラマカン砂漠へと向かう……というのが『セラフィム』のストーリーです。

『セラフィム』は、押井氏が原作を担当し、アニメージュで1995年5月号から連載開始されました。連載開始号では『セラフィム』は表紙となっており、アニメージュ編集部は『ナウシカ』のように将来のアニメ化も見込んで、かなり期待していたのではないかと思われます。

ですが今氏によると進まない話と説明ばかりのシナリオで、私が原作者を煽るつもりで娯楽路線に走ったら、(押井)氏が逃げ出してしまったということです。クレジット表記では押井氏は「原作」から「原案」になる一方で、今氏によって連載が続けられましたが、1996年11月号で休載。その時誌面には、物語の結末は単行本に掲載と書かれていたのですが、結局今の今まで単行本は出ず、今氏の死去によって、物語が完結することもなくなってしまいました。

限定版も発売されることが判明しました。

コミックナタリー - 今敏追悼別冊がリュウに付録、未完「セラフィム」を収録

「今敏追悼BOOK」には、今が作画を手がけた押井守原案・原作のマンガ「セラフィム 2億6661万3336の翼」を収録。月刊アニメージュ(徳間書店)にて1994年5月号から連載されるも、都合により未完となり単行本化もされなかった幻の作品だ。収められているのは序章と、第1話から第3話まで。巻末では、同作の単行本化も告知。

今になって単行本化とは。今氏が健在ならこの話は出なかったであろうことを考えると、皮肉な話です。

すでにTwitterのほうで触れましたとおり、今敏監督が膵臓ガンのため24日に死去されました。

asahi.com(朝日新聞社):「千年女優」「パプリカ」アニメ映画監督の今敏さん死去 - 文化

「千年女優」「パプリカ」など芸術的な作風で知られ、海外の評価も高いアニメーション映画監督の今敏(こん・さとし)さんが、24日午前6時20分、すい臓がんのため死去した。46歳だった。葬儀は近親者のみで行う。

アニメ監督の今敏氏死去 ベネチア出品の「パプリカ」など手掛ける - MSN産経ニュース
今監督 | 夢みる機械
今敏公式サイト(現在アクセス集中により接続困難)
kon (konsatoshi) on Twitter (今氏のTwitterアカウント)
今敏監督が死去 ネットに追悼の声絶えず - ITmedia News

24日からTwitterで情報が飛び交いはじめ、複数のアニメ業界関係者が「事実と確認した」とツイート。それをもとに海外のニュースサイトの方で先に取り上げられ、その後日本で公式情報として流れるという現象が発生しました。

訃報: アニメーション監督の今敏氏が死去。 – スラッシュドット・ジャパン

今敏氏は『機動警察パトレイバー2 the Movie』でレイアウトを担当。『METHODS~押井守「パトレイバー2」演出ノート』には、『パトレイバー2』に関してのインタビューも掲載されています。

Production I.G 「今 敏監督を偲んで」代表取締役社長石川光久

その後今氏は、アニメージュで連載されることになる、押井氏が原作を担当したマンガ『セラフィム 2億6661万3336の翼』の作画を担当します。ですが今氏によると進まない話と説明ばかりのシナリオで、私が原作者を煽るつもりで娯楽路線に走ったら、(押井)氏が逃げ出してしまったということです。結局『セラフィム』は未完のまま中断し、単行本も出ないまま今に至っております。以前押井氏に聞いたところによると、同作で使うはずだった設定などは『G.R.M.』に流用される予定だったそうです。その『G.R.M.』も、「製作凍結」されて今に至るわけですが……。

また偶然ですが、今氏の初監督作品『PERFECT BLUE』を放送する予定だったWOWOWは、これを追悼番組として放送すると発表しています。

最新情報 | WOWOWオンライン 「今 敏監督追悼特別番組」のお知らせ (8/25)

現在アクセス過多で接続困難ですが、今氏のサイトに、今氏の最後の言葉が掲載されました。GIGAZINEミラーが掲載されています。

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