田中純著『イメージの自然史』で『天使のたまご』論

イメージの自然史―天使から貝殻まで

「自然史」とは「ナチュラルヒストリー」を意味している。それは、「自然誌」「博物誌」「博物学」でもあり、分類学的な博物誌と系統学的自然史のあわいを揺れ動きながら、原型的イメージを図鑑のように編み、それが変容してゆく過程を歴史のなかにたどる。『UP』の好評連載「イメージの記憶」を中心に、『10+1』連載「都市表象分析」の最後の3回分も収録。本書には、前著『政治の美学』にいたるまでの著作のエッセンスが凝縮されており、田中純の思索を繙く最良の手引書となっている。

当方未確認ですがこの本にて、「II 進化のイメージ 第4章 天使をめぐって (2) 始祖鳥のメタモルフォーゼ―押井守『天使のたまご』」と、『天使のたまご』について取り上げられているようです。