『宮本武蔵』舞台挨拶記事や押井守インタビューなど

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押井は、武蔵が近代的で合理的な人間であり、剣術家、兵法家としてだけではなく優れた書画をも残していることから、「宮本武蔵は、日本のレオナルド・ダ・ヴィンチ」だと考えた。そこで「ラストシーンで武蔵が振り返ると、ダ・ヴィンチの顔になっているということを想定していた(笑)」(押井)という。
だが監督を務めた西久保瑞穂は「押井守には申しわけないけど、自分で調べてみた結果、武蔵とダ・ヴィンチは個人的には結びつかなかったんです。それに『自分は、初稿の1回しか脚本を書かないけど、あとは勝手に修正して好きにつくっていい』という押井との約束だったので、脚本にあったうんちくを薄めて、映画を情緒的な方向に持っていきました」と語っている。
その点について押井は「お客さんにとっては、そのほうが幸せだったのかもしれない。もし自分が監督していたら、こんなにアクションシーンは登場しなかったはず(笑)。西久保が監督をやったお陰で、より楽しめる作品になったと思うし、武蔵のかっこいいところも増えた」と、映画としての完成度を評価していた。

やはり押井守本人が『宮本武蔵』を監督しなくて良かったのかもしれません。

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