夢みる山「めざめの方舟」概要発表

愛・地球博において押井守が演出を務める、めざめの方舟の概要発表が行なわれた。

中日新聞ホームページ 巨大床面映像で神秘的体験 愛・地球博、夢みる山「めざめの方舟」概要発表

 アニメ界の巨匠、押井守監督が映画スタッフを率いて総合演出するシアターは、巨大な床面映像システムがみどころ。画面を九十六枚つなぎ合わせた大きさは、縦九メートル、横十メートルで、その上を自由に歩くことができる。実物大のサメが海で遊泳する姿など大自然の迫力ある映像が足元で展開される。

 また、百三十九体の人獣像(高さ二-三・五メートル)が画面を取り囲む。像の頭部は、映像の内容とともに二カ月ごとに鳥、魚、犬に変わる。天井には卵形のスクリーンも登場。

 神秘的な照明や音楽と一体化した映像ショーで、自然への畏敬(いけい)の念を体感してもらう。上映時間は一回十分で、収容人数は二百人。

 会見した押井監督は「人間に都合のいい環境が素晴らしい環境とは限らない。敬虔(けいけん)で、謙虚な気持ちから環境問題を考えてほしい」と製作意図を語った。

10分間の映像のために愛知まで行ってきますか?