カメオ出演と芸能人の吹き替え

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山本弘のSF秘密基地 『デビルマン』は映画ファン必見だ!

私は『デビルマン』は未見なのでそちらのコメントは差し控えるとして、ちょっと気になった点。

山「まだ『ハウリング』にアッカーマンがちらっと出てたり、『ガイバー』にリネア・クイグリーが出てたりしたのは、マニア向けのお遊びとして意味があるよ。でも、『デビルマン』に小林幸子出して、誰が喜ぶの? 小林幸子ファンが喜ぶ? 原作ファンが喜ぶ? 特撮ファンが喜ぶ?」

山「そやろ? 『北京原人』のケント・ギルバートや引田天功の時も思ったけど、これって日本映画の不思議な風習だよね。観客は誰もそんなもん望んでないのに、製作者側はなぜかやりたがるんだよなあ。ギャラをドブに捨てて、貴重な上映時間を浪費してるだけの行為やと、なぜ気づかん?」

これと似たようなことは、『アニメの吹き替えに芸能人を呼んでくる』にも言えるのではなかろうか。特にファミリー向けのアニメ映画において、芸能人が吹き替えをやっていることが多い。だが「○○が吹き替えをやっているからこの映画を見に来た」という人は一体どれくらいいるのだろう?
ファミリー向けアニメは、子供は無条件で(作品の内容によって)見に来たがる。だが何もしないでいると(親ではない)若い人間は見に来ない、だからそういう人々へのアピール……ということなのだろう。まさか「子供と一緒に見に来た親御さんへのサーヴィス」とも思えないし。しかし、こういった行為は本当に観客に喜ばれているのか? その辺りを、まともに統計として取った数字はどこかに無いのだろうか。私としてはこの数字はとても低いような気がするが……。

どちらかというと、観客に喜ばれるか(観客を呼べるか)否かというよりは、芸能関係を扱っているTVなどに話題として取り上げられ、知名度を広めるためという目的の方が大きいのだろうか。『イノセンス』でも、素子の声を山口智子に変えるよう鈴木敏夫氏が要求してきたそうだが、押井守氏はこのことや『ハウルの動く城』のキャスティングについて「鈴木敏夫が有名人と会いたいだけ」という説を、私が同人誌用に行なったインタヴューの中で披露している。そういうプロデューサーもいるのかな……。

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このページは、教官が2004年10月28日 22:59に書いたブログ記事です。

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