指輪物語のRPG
中々新しい情報が出てこない、指輪物語を題材にしたMMORPG“Middle-Earth Online”だが、MeoSource Your Source for Middle-Earth Onlineによると「開発中止にはなっていない」ということである。指輪物語のMMORPGは、以前別の会社が作っていたが開発中止になった経緯があるので、やはり皆同じ事を懸念しているのだろう。
一方公式サイトが開設された、ロード・オブ・ザ・リング 中つ国第三紀。こちらはシングルプレイ専用のRPGなのだが、プレイヤーはフロドやアラゴルンと言った“旅の仲間”を操作するのではなく、オリジナルのキャラクターでパーティーを結成して冒険をすることになるらしい。これを聞いて私はちょっと不安になった。オリジナルのキャラで、人間やらエルフやらドワーフやらのパーティーを作るということが不安になったのだ。何故なら中つ国では、複数の種族の者が共に旅をするということはとてつもなく特殊な出来事であり(そもそも普通の人間がエルフに出会うことすら滅多にない)、それをゲームでやってしまっては指輪物語の世界観を壊してしまうのではないか、ということである。あまつさえそのパーティーがバルログと戦うなど……。バルログは、その姿を見たら恐怖で死んでしまう可能性がある(テーブルトークRPGである指輪物語ロールプレイングの設定)ほどの相手だというのに……。
まあ、そんな“多種族混合パーティーが氾濫して世界観が壊れる危険性”というのであれば、MMORPGの方が遙かにその危険性が高い。原作を見た人でも、エルフの能力が人間に比べて非常に高いのは簡単に判るだろう。指輪物語ロールプレイングでは大体以下のようになっていた。
- 基本能力値が高い
- 老化せず寿命もない
- 病気にかからない
- 抵抗力が高い
- 睡眠の必要がない
- 使える言語が多い
- 視力が非常に強く、星明かり程度の光があれば視力は衰えない。
……等々。だが、MERPでは「エルフはロールプレイが難しい」という問題があったため、誰も彼もがエルフでプレイするということはあまりなかった。ロールプレイが難しいというのは、「プレイヤーがエルフらしいエルフを演じることが難しい」という意味である。
テーブルトークRPGでは、プレイヤーが役者になることが要求される。つまりエルフでプレイするのであれば、エルフの人格を再現し、エルフの知識を展開しなければならない。だが指輪物語のエルフの、数百年数千年の時を過ごしてきた人格を演じるのは非常に難しいし、中つ国の知識にも精通していなければならないから難しいというわけだ。
しかしMMORPGだと「エルフを演じる自信がないから止めておく」ではなく「能力値が高ければエルフだろうが何だろうがいい」というプレイヤーが数多く出てくるだろう。それで「オヤジギャグを連発するエルフ」なんてのが出てきた日には、よってたかってトールキン信者のプレイヤーにPKされるだろうが……。
ロールプレイで思い出したが、昔TRPGをやっていてこんな事があった。ある盗賊のキャラがパーティーを離れ、単独行動で偵察を行なっていた。彼はある屋敷の天井に潜り込んだのだが、そこにワイヤーが張られているのを発見する。するとその盗賊のプレイヤーは、なんとおもむろに「ワイヤーを切る」とゲームマスターに宣言したのだ!
「それはブービートラップだろ! それやったら罠が作動するだろ!」と、私は声を大にして叫びたかった!
だが私のプレイヤーキャラは『その場にいない、従ってその光景を知らないことになっている』ので彼に助言ができるはずもなく、何も言えなかった(言わなかった)のだ。恐らく他のプレイヤー諸氏も同じ心境であっただろう。「ロールプレイの決まり」とはかくも厳しいものだ。
その後その盗賊キャラは見事に罠を発動させ、それが元で死亡した。何故彼がそんな奇行に出たかは未だに判らない……。
コメント(1)
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私は、D&Dでマジシャンをやっていたのですが、
呪文を使い切った後、敵に遭遇、パーティーの
連中の攻撃が敵に全然当たらないのに憤慨し、
俺がやる!!とばかりにダガーで参戦、3連続で
攻撃を当てたものの、連ちゃんで攻撃を喰らい、
死亡した、と言う過去があります…。(笑
あの時は何も知らない若輩者でした…。(笑